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イタリア

トゥルッリでいただいた、マンマのゴハン【世界遺産・アルベロベッロ】(4月25日/出発から14日目)

今日も心に染みる、すてきな一日だった。

1996年に世界遺産に登録されたアルベロベッロは、イタリア南部観光の最大の目玉と言ってもいい。その独特なかわいらしい家々に、多くの人は旅情をそそられることだろう。



トゥルッリは真っ白な壁に、円錐形のグレーの屋根を持つ独特な建築物だ。一見おとぎの国の、妖精でも住んでいそうな夢のある家に見えるが、実はその昔、封建制度がとても厳しかった時代に貧しい人々が唯一許された建築方法だったという。家は冬も夏も常に気温が一定になるように工夫され、貴重な水を得るため、トゥルッリの屋根を伝って地下にある井戸に雨水が貯められるようになっている。今はメインストリートに面したほとんどがカフェやレストラン、お土産屋さんとして機能しているので、観光客は気軽に中を見学できるようになっている。

中でも、旧市街の目玉である、サンタントニオ教会(トゥルッリ建築の教会)の手前にある、5軒が連なった見事なトゥルッリが目に入った。かわいらしいシンボルが屋根に描かれ、キレイに手入れがされている。中を覗くと、美しい織物のお店だった。

一見、ただのお土産屋さんだが、実は奥に特別なコーナーがある。他のお土産屋さんには置いていない、麻の上等の織物のコーナーだ。このアルベロベッロは、岐阜県の白川郷と姉妹都市の関係にあり、このお店のオーナーであるマリアは、その関係のイベントで今年1月に来日している。日本でテレビや雑誌でも取り上げられたという見事な織物は、ちょうど今、日本橋の三越で特別コーナーが設けられて販売されているのだそうだ。



そのマリアの見事な織物を見ていると、日本人女性に声をかけられた。レッチェでガイドをしているミキコさんだ。その麻布に織り込まれた色鮮やかな繊維は、ミモザやオリーブ、椿にプルーン、藤の花にバジリコなど、自然のもので染色されており、それぞれ模様にも意味がある、と教えてくれた。昔、この辺りの女性は、女の子が産まれると、結婚するまでに少しずつ、こうしたリネンを用意したのだそう。決して安いモノではないが、テーブルクロスで織り上がるまで2週間かかる、手の込んだものなのだ。

取材で来ている、良いホテルがあれば教えて欲しいと申し出ると、いくつか紹介してくれた。旧市街を歩き回って、トゥルッリに泊まれるようなホテルを探そうと思っていたのでありがたかった。ステキなホテルを3軒取材できたので、トゥルッリに泊まってみたいという方、お楽しみに!その他にもマッセリアと呼ばれる、封建制度時代の君主の家を改築した宿泊施設や、アルベロベッロに住む人々の持っている部屋を民宿として貸し出し、ホテルよりも安く泊まれる宿泊施設もあり、そんなアレンジも今後やっていきたいねと話す。うーん、あれこれと夢が膨らむなぁ!!他の旅行社ではまだやってない、ステキなアレンジが可能かも知れない!!

とアレコレ話しながら、ミキコさんにマリアの住居スペースも見せて貰った。ちょうどお昼前でいい匂い。コーヒーをごちそうになって取材をすすめていると、マリアがやってきてお昼も食べて行けと言ってくれた。ずうずうしいが、このチャンスを逃す手はない。さらにうちに一泊して行きなさいと言ってくれもした。ありがたかったし、そうしようかなとも思ったが、明日の夜行列車のチケットの購入や、仕事のことも考えるとそうはできなかった。

そうこうしているうちに、東京から石造りの建築物に関する取材に来ている、取材チームがやってきた。ミキコさん、実はこのチームの通訳をしていたのだ。私も(ずうずうしく)その取材に同行させて貰い、トゥルッリの構造について詳しく話を聞かせて貰った。(詳細は「旅の記録」の方にアップ予定!お楽しみに~!)

マンマ・マリアのトゥルッリに戻ると、お昼の支度が出来ていた。うーん、いい匂い!アンティチョークとポテト、アスパラを卵とパルメジャーノチーズでとじ、オーブンで焼いたモノだ。これが本当においしい。お店のゴハンもおいしいが、手作りのマンマの味は格別だ。さらに貴重であろう、生ハムを惜しげもなくふるまってくれた。お客にしかださないという赤と白のワインも開け、取材チームにミキコさん、マンマと共に盛り上がる。私なんてお店にいただけの、通りすがりの日本人にすぎないのに、彼女は本当にステキなランチタイムを提供してくれた。デザートには甘いメロンとスイカ、もちろんコーヒーも。

暖炉がぱちぱちという、すばらしいトゥルッリの中で頂いたマンマのゴハンと、今日偶然出会った人々に感謝せずにはいられない。

これだから、旅はやっぱりやめられない。
今日であったみなさん、本当にありがとう!!!
categoryイタリア  time2005年04月26日 05:54  authoryoshii 
Comments
林川 美穂 :
こんにちはー!
無事にイタリアに着いたようで何よりです。
ギリシャのメテオラで一緒になった税関職員の一人です(笑)
私たちも無事に日本に到着し、帰ったその日に、もうお仕事でした。
日記も読ませていただきました。移動がかなり大変だったようですね。でもメテオラから見えていたあの雪山を通ったり、イタリアのマンマのごはんも本当においしそうで一気に現実に戻った私としてはいいなぁなんて思っちゃったりしました。
私にとってイタリアは初海外旅行で行った地でもあり、ちょっと思い入れがある国です。日記のアップ楽しみにしています。
何よりもお体大事にしてください。日本から応援してますよー!
2005年04月27日 time17:48
MAO :
こんにちは!
みなさんも無事に帰国されたようで何よりデス★
楽しかったですね、メテオラでのトレッキング・・・。最後までご一緒できなかったのが残念ですが、お邪魔させてくれてありがとう!!

そうそう、メテオラから港までの風景は最高でした!まるでここはアルプス??というカンジで。

がんばってアップ続けますので、応援お願いしますね!帰国して本当に税関ブースで会ったらホントにおもしろいね・・・!
2005年04月28日 time02:51


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