ハンガリー
温泉湖に浮かぶ。(6月19日/出発から69日目)
やってきました、温泉湖!!
温泉湖、と聞いてどんなイメージが思い浮かぶだろうか。いや、きっと簡単には浮かばないに違いない!!
私は話のネタになるような「変わった温泉」が大好き。過去にはアフリカの「灼熱地獄温泉」、アイスランドの「地球の割れ目温泉」など、風変わりな温泉体験が多い。「温泉湖」と聞いてイメージがわかないのは私も一緒。こりゃ行かなきゃ!!と、次の訪問地に選んだのだった。
ハンガリーは前回触れたように、ヨーロッパ有数の温泉大国。
首都ブダペストだけで50近くの温泉があり、旅行者も気軽に入れるのが特徴だ。
そのブダペストから南西へ、列車で3時間。ケストヘイという駅からさらにバスに揺られること20分で、その温泉湖がある街、ヘーヴィーズへたどり着く。
私が入った中で最も大きかった温泉は、アイスランドの「ブルーラグーン」温泉。しかし、この温泉湖、それより遙かにでかかった・・・。
この温泉湖は、何と世界第二位の大きさを誇る。一日8600万リットルのお湯が沸き、水温は32度、冬でも26度程度に保たれるのだという。
紫色の美しい睡蓮、緑がかった温泉湖には小魚が泳ぎ、何とも不思議な世界。
浮き輪を借りて(水深最大36m!)一時間ほど浮いていたが、温度がぬるいのでちょうどいい。施設も充実していて、ロッカーやシャワーも完備、浮き輪に水着、キャビンも貸し出している。さらに各種マッサージも受け付けていて、一日遊べるスパワールドといったカンジだ。
温泉湖はぬるいが、館内の一部に湖を仕切った枠があり、その中は37度くらいで暖かい。日本のように「熱い」温泉ではないけれど、一日中浸かったりのんびりしたりするには良い温度だ。
温泉湖のゲート前にバス停があり、その周囲にレストランやホテル、お土産屋さんなどが軒を連ね、温泉帰りにアイスクリームを食べ歩きしながらお土産を見るというのが、湯治客の常のよう。
28時間で全ての湖水が入れ替わるという、ハンガリーの温泉湖。
ブダペストの喧噪に疲れちゃった時は、ちょっと足を延ばすのもいい。
ハンガリー
2005年06月20日 12:48
yoshii
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