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1991年に開館した比較的新しい博物館。中国文化の源である西安を中心とした陝西省各地の出土品を収蔵。展示室は年代順に3つに分かれており、先史時代から周、秦代までの第1展示室は青銅器がメイン。第2展示室は漢代から魏晋南北朝で、朱雀や玄武が彫り込まれた瓦。第3展示室は隋・唐・宋・明・清代までで、彩り豊かな唐三彩や壁画に目を奪われる。
展示されている3000点あまりの文化財はどれも特級品。その中でも優美さで言うと第三展示室にある メノウ製の杯、獣首瑪瑙杯。唐代にアラブ諸国から貢物として納められた杯は滑らかな美しい曲線を描いており、今でも光り輝いている。
もう一つの見所として、 世界最古の紙が展示されています。中国が誇る『三大発明品』と言えば・・・
「火薬」・「活字」・「紙」
世界最古の紙はもちろん触ることはできませんが、見た目は厚めの茶色のフェルト生地。
地下は各地の陵墓から発見された唐代の巨大な壁画が納められており、色鮮やかな色彩がそのまま残されている。
陝西省・西安の歴史は、中国そのもの歴史。唐の長安城と日本の平安京との比較もあり、日本文化の原点を見ることが出来る場所です。
この博物館は、写真撮影が可能。
しかし、全ての展示品がガラスケースの中に入っていることから、ストロボを使用すると、ガラスに反射して中のものが映りません。
西安市街の城内のさらに中心部にあるのが美しくライトアップされたこの鐘楼。
鐘楼を基点として、東西南北4つの大きな道路がのびている。時間の告知をしたり、戦時には物見台や司令部にもなり、町の中心としての機能を果たしていた。
創建当時、1384年は西大街と広済街の交差するあたりにあったが、1582年、現在の中心地に移動された。初代景雲鐘が今の場所に移動になってから鐘がならなくなったため、現在は少し小ぶりのものを使用している。景雲鐘は現在、碑林博物館に展示されている。
石の土台の上に楼閣が建てられていて、楼閣の上階まで登ることができる。
ここから街を見下ろすと鐘楼が街の中心であることが実感できる。
付近は西安でもっともにぎやかな繁華街。大雁塔と並ぶ西安のシンボルである。
長安と呼ばれた古都西安は紀元前11世紀からおよそ2000年の間、前漢や唐など多くの王朝によって都がおかれ、発展してきた都市です。秦の始皇帝、前漢の武帝、唐の玄宗、そして楊貴妃など歴史上に名を連ねる著名人たちを輩出した地でもあります。その中心となる西安城内の安遠門(北城門)では入場式典を見学することができます。
重々しい雰囲気の門番。大きな旗を片手に持ち、ニコリともしない。二人が旗で合図を送る。
すると、閉じられた門が開かれ、昔のままのきらびやかな衣装をまとった人たちが列をなして、現れる。通行手形なるものを読んでくれているのだが、中国語で言っているので残念ながら何を言っているのかわからない。
門を全員でくぐると、先ほど読んでいただいた、手形をひとりづつに手渡し。そして、門の鍵だろうか?首に金色の鍵をお土産にわたしてくれる。
門から中に入ると今度は女性がしなやかな手つきで舞っている。先頭の女性は天女がまとうようなうすいショールを腕にかけ、右へ左へ優雅に舞う。バックミュージックも中国独特の音楽がかっており、ゆったりとした舞とマッチしている。
入場式典が終わると記念撮影があり、終了。全部で15分ほどの式典だが、なかなかお目にかかれないものでもあり、華やかさに目を奪われる。
慈恩寺は648年、唐の三代高宗が母である文徳皇后を供養するために建立した仏教寺院。その名は 「慈愛深い母の恩徳を追慕する」という意味で名づけられた。
唐代時代の慈恩寺は大仏殿や大殿など9つの院などで構成され、現在の7倍以上もの敷地面積があったが、戦乱に巻き込まれ、大雁塔だけになった。
大雁塔はその境内にあり、『西遊記』で知られる玄奘三蔵がインドから帰国後、天竺から持ち帰った75部1335巻サンスクリット語の仏典の保存と翻訳のために建てられた。創建当時はインド様式の五重仏塔だったが、修復が繰り返し行われ、現在の姿になる。
大雁塔の南側入口に玄奘三蔵の偉業を讃えた唐の高宗碑文もある。
高さ64m、7層で、最上階からは西安市内の眺望が楽しめる。大雄宝殿の脇を進んでいくと大雁塔の登り口があり、最上階まで螺旋階段が続くこと全部で248段。入場料20元を払って中に入ると、階段は幅が狭く先がつかえてなかなか前に進めない。登りきるのに約4分くらいかかってしまう。
頂上からはシルクロードを一望できるが、西安の排気ガスの中、少し、かすんで見えるのが残念だった。
敦煌の南約5kmに位置し、東西約40km、南北20kmにわたる広大な砂の山々・・・それが、鳴沙山。
シルクロードといえば、新シルクロードの道という本の背表紙にもなっているような、月の砂漠をらくだに乗って進む隊商というイメージを抱いている人が多いと思いますが、ここはそのイメージに一番近く、そして同じように体験できる観光スポットです!
月牙泉のほうに行くには入り口付近に待機しているらくだに乗っていく。この模様は 敦煌ライブのときに書いたのでこちらを参照!詳しく書いています!
鳴沙山という名前は砂山を人が滑り降りるとき
ずずずずーーーという音?
が鳴るからという理由に由来している。
ここの砂はサハラ砂漠のような綺麗なサラサラの茶色の砂ではなく、よく見ると赤、黄、緑、黒色などの砂が混じっている。ただ、らくだでいける範囲の砂漠の砂は黒はなく、売店で砂が10元で売っていました。
ポイントともいえる月牙泉は、鳴沙山の谷あいに湧く三日月形の泉。長さ200m、幅50m、深さ5mの砂漠のオアシスです。一度も枯れたことがない泉のほとりには楼閣が復興されていて、上に登って景色を楽しむこともできる。
この楼閣の中にも衣装チェンジができるコーナーがあり、敦煌古城より少しお高め10元で変身可能!こちらのほうが綺麗な衣装を着ることができます。
鳴沙山には夕方から夜、訪れたほうが涼しく、夕日が沈むごとに砂の山の色が変わっていく様子が幻想的で美しい。夜には砂漠に浮かぶ月を見ることもできる。
敦煌市内からミニバスや自転車をレンタルして気軽にくることができるので夜、訪れてみるのも楽しい。
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