シチリアで非常に困っている問題は食事だ。いや、正確に言うと、食事の時間だ。
最近日中の観光が続いたので、お昼を食べ損ねる事態が生じていた。
バスの時間がうまくいかず、これを逃すと2時間後などという場合は、お昼カットで移動してしまう。とりあえず移動しておいて、あとで適当に何か食べようというつもりで。
ところが、シチリアではこれが通用しない(悲)
たぶん、大きな都市だったら通用するのかも知れないし、場所によってはあるんだろうけど、日本のように、駅の構内にいつも何かしら食べ物屋さんがあるとか、駅の周りにお店があるワケではない。はっきり言うと、お昼を食べ過ごしてしまうと、開いているお店はジェラテリア、つまり、甘いモノ屋さんだけなのだ。。。
そんなワケで、トラパーニでの3日間の滞在中、お昼ゴハンを食べることは一度もなかった。一日目はクロワッサン、二日目はアーモンドミルクとクッキー、三日目はジェラートのブリオッシュサンド。甘いモノが好きならいざ知らず、私はどちらかと言われなくても、「甘いモノ苦手」。そう、苦手なのだ・・・。
ちなみに、シチリアでのスタンダードな朝食はコルネット。いわゆるクロワッサンで、中にたっぷりあま~いリコッタチーズや、ジャム、チョコなどがこれでもかと入っている!!!(悲)
甘いモノが好きな人には天国だが、普段ほとんど食べないような私には、結構な地獄だ。
で、これだと18:00にはすっかりお腹が空いてしまう。
ところが、イタリアのご飯屋さんは20:00を過ぎないと開かない。
そんな時間まで、待ってられるか!!!
で、結果、トラパーニでは自炊が可能だったこともあり、早々に自分で作って食べてしまった。ちなみに、一日目はツナとトマトのパスタ、二日目・三日目はスパゲッティ・カルボナーラと目玉焼き。ちなみにカルボナーラとは、イタリアで言うところの「卵かけご飯」。つまり、卵だけで夕飯をすませたのだった。。。
本当はトラパーニでクスクスというアフリカ料理を食べることを楽しみにしていた。ところがレストランが開くまで私のお腹は待っていられなかったのだ。結局一度も食べることないまま、トラパーニを去ることになってしまった。
この数日間の体力の消耗は、この食生活にあったと思う。
途中ですぐにエネルギーが切れてしまって(ガス欠だと自分で認識できる)、猛烈な眠気と震えまで生じてくるのだ。さらにこの太陽の下で遺跡観光などしているのだから、たまったものではない。
パレルモに到着したときも、お腹が空きすぎてふらふらだった。
周りは市場だし、何か食べるものがあっても良さそうだが、残念ながら生ものだけ。しょうがない、トマトとキュウリでも買って食べるか。もう15:00、レストランの開店まであと5時間も待たねばならない・・・。
そう思いながら歩いていたら、目に入ったのが中華料理屋さん!
まさか、開いてるわけないよね・・・とそっとドアを押すと、何と中でゴハンを食べている人がいる!お店の人が手招きをしている!
そう、唯一こんな時間にゴハンを提供してくれるのは、中華料理屋なのだった。
しかも安い。パスタ一皿分で、チャーハンと豚肉の椎茸とタケノコ炒めが食べられた。すごい!中華料理万歳!!
中国で食いっぱぐれると言うことはまずない。砂漠のど真ん中を旅した時くらいだ。どこにだって、何時だって食べ物には事欠かない、それが中国なのだ。
ひ、久々にご飯食べた・・・(涙)
たけのこ、一体何日ぶりかしら・・・(涙)
今日も夕食に行ってしまった。理由は同じで、18:00の時点でレストランが開いていないからだ。私のホテルのある界隈は日中は市場に面していて、非常に活気があり人通りがあるのだが、夜は絶対一人歩きできるような場所ではない、と直感で思った。だから、日のある内に食事を済ませたかったのだ。今日は餃子と春巻き、ビーフンで、これまたパスタ一皿よりも安いくらいだ。
お店の人がイタリア語で「おいしい?」と聞き、私は中国語で「おいしい」と返す。
食べ慣れた食感に、妙な安心感と、お箸をあやつる自分に、アジア人を実感する。
全然言葉は分からないけど、中国語の字幕で大体話の内容が分かる韓国の時代劇を見て、心が和んだ。
中国人は世界中、大抵の所でがんばっている。
アジア人の私たちには、とてもありがたい存在だ。
お久しぶり。もうまもなく1ヶ月になるね~。旅のペースは馴染んできましたか?
中華は良いよね!あたしも大好きだよ。やっぱアジアな人間だったんだなぁとつくづく実感してしまいます。しかし・・・ イタリアで筍とは。そんな旬な食材を口にする事も出来るんだね。
あー・・・ あたしも旅に出たいです。今行きたいのは、①オロンゴ岬 ②マダガスカル ③タヒチ~モーレア もしかしたらもう二度と行けないかも知れないところ。日本も既に初夏の陽気だというのに、なんかね、南半球に行きたいんです。
2005年05月07日
22:42
元気に旅しているようで何よりです!私のブログにコメントをくれたのに現地からコメント返しできなくてごめんなさい!中華料理さぞかし、恋しいことでしょう・・・そんなまおさんには申し訳ないですが、私は中華の連続で今なお、中華料理は拒否しています(^_^.)これってうらやましい境遇なんだろうな~。バックパッカー時代、よく中華街にいったことを思い出します。がんばれ!
2005年05月08日
04:34
ばおばぶさん、
さすがに旬な竹の子は市場にないですね~。
私が食べたのは竹の子の水煮の缶詰(悲)。
いや~、あの、ほろ苦い竹の子が食べたい。
我が家の庭の隅には、今ごろにょきにょき生えてるだろうな~。
>マダガスカル
ほんと、また行く機会があるのかしら。。
ゆきんこさん、
私も中国から帰国したら一ヶ月はノーモア中華!ですよ、やっぱり(^^ パスタとか食べてました。ヨーロッパにいたら中華、中国にいたらパスタだなんて、ほんとわがままですよね!
2005年05月09日
06:16
もう10年以上も前、南仏を旅行した時に僕も困ったのが昼食。観光に熱中して、腹減ったな・・・と思ったらシエスタにぶつかってというのがよくあった。おかげで、すっかりやせて帰ってきたような気がする。今の僕には南仏旅行が必要かも・・・。だってあの頃より10キロは太ったもんな。
2005年05月11日
15:24
中華は良いよね!あたしも大好きだよ。やっぱアジアな人間だったんだなぁとつくづく実感してしまいます。しかし・・・ イタリアで筍とは。そんな旬な食材を口にする事も出来るんだね。
あー・・・ あたしも旅に出たいです。今行きたいのは、①オロンゴ岬 ②マダガスカル ③タヒチ~モーレア もしかしたらもう二度と行けないかも知れないところ。日本も既に初夏の陽気だというのに、なんかね、南半球に行きたいんです。