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全く、シチリア時間には参ってしまう。
時の流れが別次元なのか、
果たして私たちとは考え方がまるで違うのか、
全く理解できないのだけど、シチリアのバスの時刻表はスゴイ。
バスの時間には、ちゃんとバスが出発する。
せいぜい誤差は30分くらいで、まぁ、これはたいしたことはない。
私が怒りを通り越して、笑ってしまった時刻表をお見せしよう。
先日訪れたセリヌンテ遺跡(シチリア西部最大の観光スポット!)へのバスの時刻表は以下の通り。ちなみに、トラパーニからセリヌンテへ行くには、カステルベトラーノという街を経由せねばならない。
【往路】
トラパーニ → カステルベトラーノ
6:00、6:55、12:50、14:10、17:30 発
カステルベトラーノ → セリヌンテ
6:30、8:30、12:45、14:05、16:30 発
【復路】
セリヌンテ → カステルベトラーノ
7:00、9:30、13:10、14:30、17:00 発
カステルベトラーノ → トラパーニ
5:50、7:00、12:45、13:00、13:30 発
なお、トラパーニ → カステルベトラーノ間の所要時間は一時間、
カステルベトラーノ → セリヌンテ間は約20分だ。
なるほどね、じゃあ、がんばって6:55に乗って、カステルベトラーノで8:30のバスにのれば、遺跡に9:00前に着くな。帰りは14:30に乗って・・・、あれ??
おかしい。カステルベトラーノからトラパーニへのバスがない。
なんと終バスは13:30なのだった。セリヌンテから13:10のバスに乗るという手はあるけど、このバスが着くのはバスターミナルではなく鉄道駅。鉄道駅からトラパーニ行きのバスが出るバス停は、かなり離れているので、やはりトラパーニ行きの終バスには間に合わない。
日本だったら、絶対うまく接続している。
うまく接続してなくても、終バスが13:30なんてありえない。。っていうか、乗るなってことか!?
このエリアでは一番を誇る、超有名観光地なのに・・・。
実は、これはセリヌンテだけではない。セジェスタ遺跡へ行ったときも、見事にちんぷんかんぷんなタイムテーブル。どうりで乗客は往復私一人のハズ。だって、本当に使いにくいんだもの!!
極めつけ、一番楽しみにしていたモツィアの遺跡(島まるごとカルタゴの遺跡!)には、結局行くことが出来なかった(とほほ)。
前日何度も時刻表を確認したのに、見落としていたことがあった。
ガイドブックに、トラパーニからマルサラ行きのバスに乗って塩の博物館まで行き、そこから船に乗り換えるとあったので、それを信じ切ってしまっていたのだ。実際は、トラパーニからマルサラへ行き、そこから塩の博物館へ、さらに船でモツィアへ行かねばならなかったのだ。
朝、宿のおじさんに「今日はモツィアへ朝いって、この便に乗って帰ってくるね!」と告げたところ、おじさんが「え、それは違うよ」と指摘してたので、事実が判明したのだった。
トラパーニからモツィアへの渡し船が出るポイントまで、車ならたったの20分だ。
なのに、バス・列車・船を駆使しても、そこにたどりついたはいいが、帰ってくるのに夜遅くなってしまいそうなタイムテーブル。今日はパレルモに移動しておきたかったので、モツィア遺跡へ行くのを断念せざるを得なかった。行く気満々で目覚めたのに、ほんとうに残念だ・・・。
そんなわけで、シチリアでの一週間、バスの時間に振り回されっぱなしでした・・・。
イタリア
2005年05月04日 22:10
みなさんにはまだ報告していないけど、この数日間スゴイ勢いで観光してます★
4月27日エトナ火山、28日シラクサ、29日タオルミーナ、30日トラパーニの塩田、5月1日セジェスタ遺跡&エリーチェ。明日はセリヌンテ遺跡、明後日はモツィア遺跡&マルサーラ、その次はアグリジェンド、そしてマルタにひとっ飛びの予定。
つまり超タイト&ハードスケジュールな一週間なのです!!!
こう書くと楽しそうですが、実際はかなりヘトヘト、勘弁してくれ、というカンジです・・。予定では現在滞在中のトラパーニからチュニジアへ船で渡ろうと思っていたのですが、週2便で日程が合わず断念。マルタへ行くためにカターニア方面へ戻ろうとも考えていたのですが、それではまた日数がかかってしまう・・・、ということで、日程調整の救い神!飛行機を使ってマルタINを目指します。
あれこれ日程調整に悩んでいたのに、飛行機を使うと2日はかかるところがたったの50分!!
便利な世の中だなぁ・・・。
つまり、ブログの原稿も写真もおいついていないワケです(涙)。
日々更新を目指す以上、それも含めて日程を組まねばならないのですが、こんなにも原稿書いたり写真を加工したりすることに時間がとられるとは思っていませんでした、正直なところ。
他にもシチリアの信じられないバスのタイムテーブルやら、私の疲れやら、計算外のことがたくさんで、日記が追いついていないのが現状です。
マルタに行ったら落ち着いて整理しますので、もう少々お時間をくださいね。
書きたいことは山のようにあるのですが、今はもう、眠くてたまらないのです・・・。
イタリア
2005年05月03日 22:03
5/2にはセジェスタ、5/3にはセリヌンテと、シチリアを代表するギリシア時代の神殿群が残る遺跡へ行って来た。
アクセスははっきり言うと「最悪」。
個人旅行の場合、かなりの覚悟が必要だ。もっとはっきり言うと、効率よく回るためにはツアーをオススメする。数人で行動するなら、車をチャーターするなども良いと思う。とにかく公共手段を使って訪問するには、かなりの労力・忍耐力が必要だ。
セジェスタはトラパーニの内陸にあり、山の中腹に広がる遺跡だ。周囲にはアーモンド畑とブドウ畑が広がり、途中の道には羊が草をはんでいたりして、非常にのどかな光景が広がっている。山の頂上付近には保存状態の良い劇場が、下にはほぼ完全な状態で、ドーリス式の神殿が建っている。
セリヌンテは海に面した広大な遺跡。シチリア最大の神殿群だという。
そのほとんどが崩落しており、実際に形をとどめているのはE神殿だけだが、それでもころがっているその柱に、当時の神殿の巨大さが見受けられる。
言葉で説明するのは非常に難しいので、写真のページにセリヌンテの神殿群をアップ。
どうぞご覧下さい!!
イタリア
2005年05月03日 08:46
今日は書くことがいっぱいあって困っちゃうな~。
午後はヨーロッパ最大のエトナ火山を見に行く予定なので、午前中は散歩して、その後こうして原稿を書いているだけなのだけど。
今宿泊しているユースのスタッフは、
誰も彼もが本当に優しくて親切。
ぜひバックパッカーにオススメしたいので、詳細をご期待下さい!
今し方サイトの更新のためパソコンに向かっていたら、「時間があったら僕の漢字を教えて欲しい」という。漢字で当て字を作り、それをタトゥーにするのだそうだ。彼の名は「フランチェスコ」。
えー、これを当て字!?超難しい・・・。しかし、彼の目は期待にキラキラとしているので断れない。いろいろ漢字を出して当て字を作成してみた。
「富蘭茶守鼓」。何だか見ているだけで笑いがこみ上げてくるのだが、私なりの精一杯の名前。チェなんて漢字、無いんだよね~。"腐乱""不乱"もまずいし。。紙に書いてあげると、非常に嬉しそう。これが彼のタトゥーになるのかと思うと、責任の重さを感じちゃう。
これを見ていたもう一人のスタッフ、サンティナ(女の子)も当て字を作って欲しいという。「珊手奈」。これが私の精一杯の当て字。私ってセンスないなぁと、苦笑しながら紙を渡すと何度もお礼を言われた。いやぁ~、こんなんでいいのかなぁ・・・。
シチリアで、こんなタトゥーを見かけた方。命名したのはわたしです・・・。
センスなくって、ごめんね(^^
イタリア
2005年04月28日 13:40
シチリアの朝は活気で溢れている。
私の宿泊しているユースホステルのすぐ裏に、魚や野菜、肉を売っている市場(メルカート)があり、昨日写真のページでご紹介したカターニアの美しい町並みとは全く異なった世界が広がっている。
日本人心がうずいてしまうのは、やっぱり魚市場!何たって新鮮、水揚げされたばかりのウニやマグロ、タコやイカが並び、伊勢エビやシャコはピチピチとはねていて、どれも本当においしそう。あんまりおいしそうだったので、じろじろ見ていると、ウニ売りのお兄さんが試食させてくれた。
う、うまい~!!!日本のウニと違ってかなりこぶりだが、直接スプーンですくって食べさせてくれた。ああ、至福。。
これは自炊しかないな。これだけおいしそうな食材が並んでいるというのに買わない手はない。ホステルにはキッチンがあるので、作ることには何の不自由もない。ギリシアからずっと持ち歩いているタマネギとニンニクも使ってしまいたいし、カターニアでの滞在中は自分で作ることに決めた。
となると、さっそくお買い物だ!何を買おうかしらと歩いていると、陽気な魚屋のお兄さんに声をかけられた。エビをむいて、このまま食べろと言う。これがまた、おいしい~!生のエビをつまみぐいなんて、なんて幸せなのかしら。
続いて、小さなイワシも頭を取ってくれて食べろと言うのだった。イワシを生で市場でつまみぐい・・・。醤油を持ち歩くべきだった!なかなか想像していなかった光景だ。「生臭いだろうからコーヒーをごちそうしてあげる(イタリア語が全く分からないため想像ですが)」と、お兄さんが一杯おごるためにバールへ連れて行ってくれた。
お兄さんのお店で試食もさせて貰ったしと、エビとイカを買おうとしたら、「好きなだけ持ってけ!」という。何て気前がいい人たち・・・。他にも、レモン一個買おうとしたら「いいよ、あげる」とくれたり、「オレンジジュースでも飲む?」とコップにそそいでくれる人がいたり。
メルカート、なんていいところ!!
やさしくていい男たちであふれている、朝の市場。
チャンスがあったらぜひ、行ってみて欲しい!
イタリア
2005年04月28日 13:36
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