ブルガリア
リラの僧院。(7月4日/出発から84日目)
リラの僧院はブルガリアが誇る世界遺産で、日本のグループツアーなら必ず寄るメインの観光地だ。それなのに、ここへ行くまでの道のりを確認するだけで、前日3時間を費やした。
ある人は「中央駅のバスターミナルから出てる」というし、宿泊したホステルのお姉さんは「朝早くに直通バスが、町はずれのバスターミナルから出ている」という。
仕方がないので双方のバスターミナルに行って確認(ちなみに双方は片道30分以上離れている)。
ホステルに宿泊しているような人なら、誰でも同じ質問をすると思うのだが、それでも「分からないけど多分ある」というブルガリア人・・・。バスの発着所も、時間さえも決まっているのに・・・。
正解は南西にある「オフチャ・クペル・バスターミナル」から10:20の出発。終点のリラ村まで行き、
そこから12:40のバスでリラの僧院へ行くことになる。オフチャ・クペル・バスターミナルへは、
中央バスターミナルから19番のトロリーバスを利用。
たった3行のインフォメーションを集めるのに3時間。
いやはや、観光するのも一苦労・・・。
閑話休題。
先日、ヴェリコ・タルノヴォで出会った日本人グループの方たちが、「リラの僧院はとても良かったけど、観光客が多すぎて想像していたものと違い、ちょっとがっかりだった」「泊まらないとリラの僧院の雰囲気は味わえない」とおっしゃっていたので、泊まることにした。
リラ村に到着したのは13時過ぎ。月曜日のせいか、観光客はあまりいない。団体は一組もなかったからか、僧院内は非常にひっそりとしており、怖いくらいだ。
宿泊したい旨を告げてチェックインしたが、宿泊者名簿には私一人!こ、こんなところでヒトリボッチ!?お坊さんたちも泊まるんでしょうね??お化け出ないよね??本当に一人だったらどうしよう・・・。と不安が募る。
15:00にソフィア行きの直行バスが出て、それに大方の観光客は乗って去ってしまった。夕方になるとさらに人が減ってゆき、本当に寂しくなってきたが、隣の隣に一組の家族が泊まることが分かり、ほっとする。良かった~。(結構本気で怖かった)
夜のリラの僧院は、水の音しかせず、本当に静かで厳かな雰囲気に包まれていた。
朝のリラの僧院は、信者さんたちが次々とやってきて結構賑やかだ。
宿泊者が私以外にいることが分かってからは、たっぷりとその雰囲気を楽しんだリラの僧院。結果的にはすばらしいリラの僧院滞在になった。ただし、僧院以外は本当に何もないので、夜の孤独に耐えられない人は宿泊をやめた方がいいかもしれない。
ブルガリア
2005年07月08日 14:54
yoshii
こんにちは。
もう5年ほど前のことになりますが、
私もリラの僧院へ行くために随分苦労したことを思い返しながら、
楽しく読ませて頂きました。
バスの背もたれや荷物置きのネットなどは破れかぶれのぼっろぼろ。車体は古く、坂道ではいつエンストするか、気が気でありませんでした。
それに、列車だっていい勝負で、ソフィアの駅のパラパラ掲示板は壊れたまんま。インフォメーションで聞いてホームへ上がり、駅員さんにもう一度確認しても「違う」と言う…。
はぁぁぁ~…、と脱力することしきりでした。
メルニックのワインは日本に入って来る機会が少ないので、
もしご興味がおありなら是非どうぞ。
ペットボトルに入れて量り売りしてくれますよ。(確か、サンダンスキーで一泊したような…)
ただし、バスは戦前から走ってるんじゃな~い?と言ったシロモノ(だった)で、
途中で案の定オーバーヒートし、運転手のオジサンが丁度橋の下を流れる川まで水を汲みに行ってエンジンを冷やす?と言う一幕があった他、小さな村を抜けていく際には細く入り組んだ傾斜のきつい道を「うんしょ、うんしょ」と言わんばかりに一歩一歩踏みしめながら(バスなのに)進んでゆくなど、中々スリリングな行程だったように記憶していますが…。
それではどうぞ体調に気をつけて、
ゆっくり旅を楽しんでくださいね。(^^)
2005年07月09日
01:01
うぅ、やっぱり苦労されたのですね(涙)
ソフィア駅の掲示板、いまだに壊れてます(笑)
ソフィアからイスタンブールへの列車が6時間遅れて到着したのですが、掲示板には「80分遅れ」と表示されたまま。そのうち表示さえもなくなってしまい・・・。外国人はもちろん、ブルガリア人も情報が全くなくて立ち往生。本当に列車はくるのか、何番線で待っていればいいのか、まったくわからず翻弄された一晩でした。。。
ちなみに、バスも相変わらず(!?)のオンボロ具合です。エンジンを途中で冷やす事態には至りませんでしたが!
脱力しっぱなしのブルガリア(いや、全部か!?)でしたが、こうして無事終えてみるといい思いでです・・。
2005年07月10日
05:06
無事なら、何でも笑い話に変わるから旅って面白いですね。(^^)
次はトルコですね。
トルコは大変親切な方が多く、カッパドキアのホテルでは、
オーナーの方にマッサージしてあげたらとても喜んでいただけて、
シャンパンを頂いた挙句、アンタルヤ行きのバス停まで家族総出でお送りして頂く、なんてこともありました。
でも、その反面、残念ながら日本人をターゲットに商売している輩も確実にいるので気をつけてくださいね。
イスタンブールの絨毯屋さんには、ヤフーの中東サイトでも悪名高いお店がありますから、時間があればチェックされることをオススメします。
それから、イスタンブールのスタジアム近くの公園では大きなノラ犬がタムロしていて、とても危険。
私の場合、4匹くらいに囲まれ、吠え立てられているところを、通りがかったタクシーのお兄さんが大声をあげて駆け寄り、石を投げつけて追い払ってくれたので難を逃れましたが、噛まれると狂犬病の恐れもあるそうですので…。
それでは、また。
リポートを楽しみにしています。(^^)
2005年07月11日
08:26
私も親切でとても優しいトルコ人が大好き!
でも残念ながら、観光地で声をかけてくる95%(当社比^^)は客引き!その中から本当の”よい人”を見つけるのに苦労しました。
ある男の子に「しばらくお話してもいいか」といわれたのですが、一人でいたいから、と断りました。イスタンブールに一週間滞在しているうちに、彼は本当にただ、日本語を勉強したかっただけだということが分かり、申し訳なかったなぁと。「来月来日するから日本語を教えてほしい」というのは本当だったのです...。
国境を越えるときにノービザは日本人だけで、アメリカ人を含め他の人々はビザを取得せねばならないのを見て、トルコが日本に寄せる友情のようなものを感じました。
客引きも悪い人もいると思いますが、単にヒマ(!?)な人も結構いて、何も買いませんでしたがお茶を毎日のみに行くお店など、お友達も結構出来ましたよ!一人旅なので寂しいと彼らにかまってもらいました・・・(笑)
今度はトルコをじっくり旅したな!
2005年07月14日
14:16
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もう5年ほど前のことになりますが、
私もリラの僧院へ行くために随分苦労したことを思い返しながら、
楽しく読ませて頂きました。
バスの背もたれや荷物置きのネットなどは破れかぶれのぼっろぼろ。車体は古く、坂道ではいつエンストするか、気が気でありませんでした。
それに、列車だっていい勝負で、ソフィアの駅のパラパラ掲示板は壊れたまんま。インフォメーションで聞いてホームへ上がり、駅員さんにもう一度確認しても「違う」と言う…。
はぁぁぁ~…、と脱力することしきりでした。
メルニックのワインは日本に入って来る機会が少ないので、
もしご興味がおありなら是非どうぞ。
ペットボトルに入れて量り売りしてくれますよ。(確か、サンダンスキーで一泊したような…)
ただし、バスは戦前から走ってるんじゃな~い?と言ったシロモノ(だった)で、
途中で案の定オーバーヒートし、運転手のオジサンが丁度橋の下を流れる川まで水を汲みに行ってエンジンを冷やす?と言う一幕があった他、小さな村を抜けていく際には細く入り組んだ傾斜のきつい道を「うんしょ、うんしょ」と言わんばかりに一歩一歩踏みしめながら(バスなのに)進んでゆくなど、中々スリリングな行程だったように記憶していますが…。
それではどうぞ体調に気をつけて、
ゆっくり旅を楽しんでくださいね。(^^)