チェコ
ヴルタヴァ(モルダウ)川のほとりで。(6月11日/出発から61日目)
ウィーンから列車で、いよいよチェコに入国した。
チェコといえば偉大な作曲家、ドボルジャークやスメタナを輩出した地であり、アールヌーヴォー時代の代表画家・ムハ(ミュシャ)の出身地でもある。チェコから先は私にとって未踏の地なので、一体どんな素晴らしいところなのかしら・・・、と心も弾む。
オーストリアとは隣接しているし、同じようなカンジかなと車窓から見ていたら、全く異なった光景が広がっていた。スイスのチューリッヒからオーストリアへ向かう車窓からは、切り立った山々や川が見えていたのだけれど、チェコに入ってからは絵に描いたように平坦で、緑一面の草原が目の前に現れたのだ。
広々とした草原の向こうに数本の木が生えて、その側に赤い屋根の家がぽつんとある。
まるでカレンダーで見た北海道の写真のよう。
これがかの、豊かなるボヘミアの大地!!
そして、その真ん中を流れるのがあのヴルタヴァ(モルダウ)川。
ヨーロッパの他の国とは違い戦災をあまり受けていないので、街はそのまま博物館。おとぎ話に出てくる国が現代にも生き続けている、チェコはそんな国なのだ。
小雨の降る中、そのチェコの中でも最も美しいと言われる街、チェスキー・クルムロフを訪れた。1992年にユネスコ世界遺産に指定された、ヴルタヴァ川のほとりにある小さな城下町である。
街の真ん中には、チェスキー・クルムロフ城がそびえ、ヴルタヴァ川が囲むように蛇行している。小高い丘から見下ろすと、赤い屋根に緑の木々、そしてヴルタヴァ川がにぶく光り、まるで絵そのもの。あの丘の向こうには絶対竜が住んでいるし、お城ではお姫様が王子様の助けを待っているに違いない。そんな想像をしてしまう、童話の世界が広がっている。
お城だけでなく、街のあちこちにルネッサンス時代のフレスコ画を見ることが出来るし、石畳の続く街にはかわいらしいお土産屋さんやカフェが軒を連ねているので、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しい。
時々降る小雨によって辺りは薄暗く、どことなく不気味な雰囲気も加わって、お城のあたりは中世の時代そのもの。一時間程度の城内見学ツアーに参加すると、当時の暮らしぶりも拝見できる。
プラハからは約3時間。公共の列車やバスだと接続が悪かったり便数が少なかったりでちょっと大変なので、プラハ市内から出ている1日ツアーに参加すると良いかも知れない。
とうとうチェコに入りましたか!!!私はプラハしか行った事がないですけど、MAOさんがいうようにおとぎ話に出てきそうな街並みできれいですよね~。ゆっくり癒されてください♪
2005年06月13日
16:38
こんちわ!お久しぶりです!
仕事が忙しくってちょっとご無沙汰してました・・。
お元気そうでなによりです。
僕は直接お会いしたことないけどまおさんってプラハの街が似合いそうですね。
帰られたら是非お話をお聞きしたいです。
(公式サイトでナンパ?ってわけじゃないですけど(笑))
僕自身は添乗でプラハに行きましたが暑くて苦労した記憶があります。しかもそのときの観光やホテルもぱっとしなくて(苦笑)
東欧の国々ってグループより個人でちんまり行った方が堪能できるのかもしれないなぁ。
2005年06月14日
23:37
こんにちは!
MAO@ブダペストです。
ようやく日本語環境ができまして、お返事できます・・・。
プラハは個人の方が楽しめるかもしれませんね。一人歩きって大変そう・・・、というイメージがあるかもしれないけど、イタリアよりも楽かも。英語通じますし(涙)。町自体もこぢんまりとして、交通網も整っていて分かりやすいし。
>プラハの街が似合う
いい女っぽいですね!!いぶし銀でね~!
プラハが似合うだなんて嬉しい~!!
(ぜんぜん違います、とか投稿がありそうな・・・)
終わったらオフ会でもやりましょうか♪
2005年06月16日
22:08
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