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母の帰国。(6月7日/出発から57日目) [スイス]

母が帰国した。

5/18にミラノへ迎えに行き、そこから約20日間に及ぶ母娘二人旅。
とんちんかんな二人旅、一時はどうなるかと思ったけど、何とか無事飛行機で飛び立っていった。

ちょっと二人旅を振り返ってみる。

ミラノで合流した私たちはコモ湖へ向かったもののショーペロ(スト)に巻き込まれて散歩以外何も出来ない事態に。

コモからは再びミラノに戻り、列車でフィレンツェへ。フィレンツェではアグリツーリズモの宿へ泊まり、母と動物たちの糞をよけつつ森の中をお散歩したり、フィレンツェへ出て、ドゥオーモへ登ったり。

花の都・フィレンツェからは水の都・ヴェネツィアへ。
この時点で時差ぼけと移動に疲れていた母は「もう帰る」と言っていたっけ。ヴェネツィアでは3泊し、私が原稿を書いている間、母はお土産屋さんを一人でめぐっては迷子になっていた。

当初の計画ではヴェネツィアから再びミラノへ戻り、アルプスを越えてスイスへ入る予定だったのだけど、急遽変更して、列車でスロヴェニアへ。

スイスでのアルプストレッキングの為に母にはダウンジャケットまで持ってきて貰っていたのに、それらを全て日本へ送り返し、身軽になってスロヴェニアへ向かった私たち。


スロヴェニアは想像以上に美しく穏やかな国で、すっかり気に入ってしまった2人はレンタカーを借りてスロヴェニア・クロアチアを巡ることを決意。

シニアドライバー&ペーパードライバーの私たちだけど、最終的には1500km以上もの道のりを走破した。



スロヴェニアではポストイナ鍾乳洞、その向こうにある洞窟城へ。そこへ至る風景は素朴で美しく、二人して大はしゃぎ。スロヴェニアからクロアチアへ車で国境を越えたときはひとしきり感動。

クロアチアではまず、港町・リエカに宿泊し、続けて南にあるトロギールを目指して車を走らせたのだけど、私が道を間違えたことで急遽、次の目的地であったプリトヴィッツェ湖群国立公園へ進路変更。


プリトヴィッツェ湖群国立公園は本当に美しくて、母と二人トレッキングを二日間に渡って大いに楽しんだ。あんな美しい光景、生涯忘れることはないだろう。妹二人を連れてくるべきだった、と母は大いに悔やんでいた。

プリトヴィッツェから高速を走らせて350km。スプリットからトロギール、シベニクと北上した時点で、本来行くはずだったザダールをカット、その代わりにその手前の道を曲がり、幻のレースを求めて、未知の島・パグに渡り北上。パグの風景は本土とは全く違っていて、これも胸を打つ光景だった。

パグで美しいレースとすばらしい食事に出会い、大満足で北上を続け、フェリーで本土へ戻ってきた二人は、一度はあきらめたスロヴェニアの港町・ピランへ。ピランでどうしようもない水族館を見たり、シービューの部屋から美しい夕日に感動したり。

私はブログの原稿を書いてサイトを更新せねばならないので、就寝は夜中2時すぎ。母は時差ぼけもあって早く寝てしまうので、4時に起床!!起こさないでよ、お母さん!!

旅の間中、二人の生活時間が(非常に)異なっていて大変なこともあったけど、
それはそれで良い思い出。

ピランからは再び首都・リュブリャーナを目指し北上。リュブリャーナでレンタカーを一日更新した私たちは、翌日のチューリッヒ行きの寝台列車のチケットもゲットしてからさらに北上し、エメラルド色のブレッド湖へ。ブレッド湖をとりあえずドライブしようと車を走らせていた私たちの前に現れたのは、美しい門構えのホテル、ヴィラ・ブレッド。一目惚れしちゃった私たちはここに宿泊をし、極上の休日を堪能。



翌朝は再び私が道を間違えたので、ブレッド湖のさらに北にあるボーヒン湖へ。その美しさに、母は「絶対ここにまた戻ってくる!!」と誓ったほど。「おじさんおばさんでしょ、お父さんに子供たちでしょ、友達でしょ」とさっそく計画を練る母。

一時はどうなっちゃうの~!!と思っていた過酷な8日間にも及ぶドライブも無事終了し、車の前で抱き合う二人。その後は夜行列車でチューリッヒへ。

チューリッヒへ至る風景を楽しむのだと、母は4時からスタンバイしていた・・・(^^
チューリッヒではハイジのふるさと・マイエンフェルトへ。羊や山羊の糞をよけながら元気にトレッキング。翌日は天候が悪かったので良い写真が撮れず残念だったけど、ルツェルンと、氷河を頂くティトゥリス山へのツアーに参加。ガイドさんの丁寧な解説に、たまにはツアーもいいな~、と思ったり。


母はトレッキングなどで「すばらしく立派な木」に遭遇すると、何やら話しかけ願掛けをする。「何を願ってるの?」と聞くと、「お前に誰かいい人が出来ますようにって・・・」との返答。ついに神頼みどころか、異国の木にまでお願いする始末。母も哀れだが私も哀れ・・・。

ついに最終日。母を空港へ送り、ミラノでのトランジットを不安に思っている母にあれこれ説明し、母はゲートへ。ちゃんと帰り着くかしら・・、と不安に思いつつ、私もウィーン行きの列車へ乗車。車内でふとメモ帳を開いたら、母からのメッセージが。

こんなことされたら、泣けてきちゃうじゃない・・・。

ありがとう、っていうけど、私の方こそ、20日間もめちゃくちゃな旅につき合ってくれて、ありがとう。

今度は家族全員で、また旅が出来たらいいね。
帰国まであと一ヶ月、無事に帰れるよう、気を付けるから心配しないでね。

娘より、精一杯のメッセージ。

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categoryスイス  time2005年06月10日 10:55

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