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朝の散歩。(4月16日/出発から5日目) [ギリシア]

散歩は朝がいい。観光客が全くいない通りを歩いていると、普段は客引きでうるさいお店の人たちも開店準備に大わらわ。そんな素朴な素顔をかいま見、港の方へ歩いていくと、今日も大型客船が入港していた。昨日の船もまだ着岸していたから、合計2000人近くの観光客が上陸していることになる。この小さな島で、それだけの乗客をハンドリングする能力があるのかと余計なことを考えながら、自分が船に乗っていた頃を思い出した。



全体的に、ギリシア人の船乗りは多い。先日町を歩いていたら、元船乗りで日本にも行ったことがあるというギリシア人に出会った。私が初めて乗った船も、もとはギリシア船籍、のちにインドネシア人が船主になったというものだった。上級クルー(船長や機関長など)がギリシア人で、一緒に働いたのを思い出す。あのときの船長はどうしているかな・・・、とふと懐かしく思った。

港を右手に見ながら、海沿いを歩く。左手には堅牢な城壁がそびえ、朝日を受けて白く輝く。城壁の上部には南国を思い出させるようなソテツの大木が生い茂り、ここがヨーロッパというより、アフリカや中東に近いことに気づく。



ヨハネ騎士団はフランスやイタリア、ドイツにイギリスといった、キリスト教国から派遣された団員で構成されており、それぞれ分担して城壁を守っていた。1522年、ロドスはスレイマン大帝の手に落ちたが、これだけトルコに近い島で戦った男たちの気持ちはどんなだっただろうか。ヨーロッパからの援軍を期待できぬまま城塞を強化、そして籠城し、5ヶ月にも及ぶ死闘を繰り広げたのだった。

後にマルタ島へ移り、そこでも堅牢な城塞を築くことになるヨハネ騎士団の団長、ラ・ヴァレッテが活躍したであろう、フランス騎士団の守っていた城壁の辺りを感慨深く散歩した。ラ・ヴァレッテは当時20代、ロドスでの戦いに敗れマルタへ移った彼は、ロドスで敗れた43年後、再びスレイマンと刃を交わし、今度はマルタを守り抜く。

そんな騎士たちの情熱にひたる、朝の散歩だった。
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categoryギリシア  time2005年04月16日 18:50

古代都市、リンドス。(4月15日/出発から4日目) [ギリシア]

昨日からうっかり自炊生活が始まってしまった。
トルコでの予算オーバーがかなり響いているのと、ロドス島の物価が結構高いこと、それに宿でキッチンを使えるのが原因だ。

昨晩はパスタとトマト、タマネギにサラミなどを買ってきておいしくいただき、今朝はパンに余ったサラミを挟み、ロドスの美しい港を見下ろす小高い丘で朝食を取った。

サイト内「今日のイチオシ!食べ物」のコーナーで紹介できるよう、なるべくおいしいものにありつきたいものだが、何しろ予算が・・・。そんなワケで今日の「イチオシ!食べ物」のコーナーはまたギロスだがお許しを・・・。

朝食を取った私はバス停へ向かった。ここから古代都市の面影を今も色濃く残す、リンドスの村へ行くためだ。リンドスへは夏期になるとロドスの港から船も出るのだという。



リンドスへはおよそ1時間半のみちのり。真っ白い家々がアクロポリスを中心に建てられ、リンドスの村全体を囲むかのようにすばらしく美しい海が広がる。古代遺跡に美しい海!!何時間いてもあきないようなすばらしい所だ。ロドスへ行ったからにはぜひ訪れたいスポット。ただし、ローシーズンでこの観光客の数だから、ハイシーズンはスゴイかも・・・。朝一番のバスで訪問することをオススメする。



再びロドスへ戻り、今度は新市街へ散歩へ出かけた。海の色がすばらしい~!この日はとても大きな客船が入港しており、その白い船体が真っ青な海に映える。夏は海がもっと濃く美しくなって、さぞかしきれいだろうな、と思う。

ロドスは旧市街そのものが世界遺産に指定されているが、これといった見所はない。いうなれば、ロドス・シティそのものが見所なのだ。朝・昼・夕と違った表情を見せてくれるこの町を、心ゆくまでゆっくりと探索したい。

P.S. 夕食は昨日の残りのソースで再びパスタを頂きました。とほほ・・。
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categoryギリシア  time2005年04月15日 18:23

いにしえの薔薇の島、ロドス。(4月14日/出発から3日目) [ギリシア]

ついにロドス島へ来た!!
トルコのマルマリスを一時間遅れで出発し、お昼前にようやく到着。出港直前に天候が急激に悪くなり、雷が落ちる中の出航となった。もちろん海上も大荒れで、かなりの大揺。これだから小さな船は嫌いなのよ・・・、と久々に船酔いに苦しんだ。

ロドスに到着しても、まだ雨は降っていた。これから重い荷物を引きずって宿泊先を探さねばならないと思うと、船酔いも手伝ってかなり憂鬱だったが、運良く(?)客引きのおじさんがいたので、彼の世話になることにした。値段は10ユーロ、ドミトリーで男性とシェア。

それはいいのだけど、掃除、いつしたの??というくらい汚い。オンボロでも清潔なら文句はないのだけど、シーツくらいきれいなのが欲しかった・・・。中国で「こんなところでシャワー浴びれる??」みたいなきっついドミトリーに泊まったことがあったけど、シーツは洗いたてだったのに・・・。シーツまでシェアはしたくないよ~~(涙)。

しかし荷物を背負ってまたどこかを探すには疲れ果てていたので、ここに今晩から3泊することにする。私のだいっきらいな虫が出現した日にはすぐにでも出させてもらうけど!!



ロドスの旧市街はそんなに広くないので、ゆっくりと散歩を楽しむことが出来る。人っ子一人いない城壁の中は、まったく中世の雰囲気そのもの。対イスラム世界の最前線基地であったこの島を、200年の間支配していた聖ヨハネ騎士団。その騎士団は5ヶ月にも及ぶ攻防線を繰り広げにもかかわらず、1522年、28歳の若き大帝・スレイマン一世によって一掃されてしまった。



その城壁は美しく、すばらしかった。かつてこの場所で、多くの人々が命をかけて戦ったのだった。随所に工夫が凝らされたその厚い城壁は、今でも私たちを圧倒する。

城壁の内側には所々に、燃えるような赤いポピーが咲いていた。青い空に白い城壁、そして真っ赤な花、群青の海。ロドスの旧市街は、絵の中からそのまま出てきたような城塞都市だった。
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categoryギリシア  time2005年04月14日 18:18

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