シルクロードの見所
アスターナ古墳群 トルファン
アスターナ古墳群は高昌故城に住んでいた、麹氏高昌・唐代の貴族の墓地。トルファン市街から36km、高昌故城の北方約1km、火焔山の南麓にあり、500基近くの墳墓が並んでいる。
入り口は最近できたばかりのようで真新しい。目の前に十二支の動物が着物をきて円形にたっている。
今まで古い仏像などを見てきた後でこれを見ると、現代人が作ったものだななどと思ってしまう。
ここの入り口の横からいよいよアスターナ古墳群へ。
干上がった土地にぼこぼこと土山が点在するなんともあっさりした場所。古墳群といわれないと、何かの工事現場か何かかと思ってしまうくらいあっけない。
アスターナ古墳の一古墳の地下室へ通じる階段。このさきにミイラ化した当時の貴族が眠っている。
漢民族の国家、高昌国の古墳群。その数は数百にも及ぶ。
現在、公開している墳墓は3基。
高昌国時代の貴族の古墳群ということもあり、墓の中から絹織物、文書、陶器、貨幣、壁画などが発見されている。「憩い」「眠り」を意味するアスターナ古墳の遺体はミイラとなって保存され、今に歴史を伝える。
ウイグルの博物館のミイラもそうだが、ここの乾燥した土地のおかげで、保存状態は素晴らしい。手や足、目の形、髪の毛までしっかり残っている。
シルクロードの見所
2005年06月02日 13:11
yukinko
|