帰国後ブログ
長倉洋海が見た シルクロード
5/28 土曜日 東京ビックサイトで「長倉洋海が見た シルクロード」というイベントに参加してきた。
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長倉洋海さんとは・・・・
アフリカ、中東 ,中米、東南アジアなど世界の紛争地に生きる人々、93年からはアマゾンなど“辺境”に住む人々にも魅かれ取材を続けている。今年のNHKスペシャル・新シルクロードの取材カメラマンの一人。 日本写真協会新人賞(83年)、第12回土門拳賞(93年)、産経児童出版文化賞(98年)などを受賞している。
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NHKスペシャル・新シルクロードの現地撮影の4人の取材写真家の一人と聞いて、これはいかなければ!なんて勢いこんでいってきました。
シルクロードから帰ってきてまだ一ヶ月。
パネルを見せてもらいながら聞く、長倉さんの話はシルクロードの思い出にどっぷり浸ることができました。
80枚のスライド写真を見せてもらいながら、長倉さんが感じた
シルクロードで出会った人々の素顔や暮らしをじっくり聞かせていただきました。カメラマンではないのでコメントなどと大それたことはかけないのですが、光をうまく使い、影を作り出し、そこに映し出される表情がなんとも言いがたくきれいでした。
シルクロードらしい写真って何だろう?と思っていたりしたんですが、長倉さんが撮影されたウイグル族の人々の表情・・・これこそがシルクロードという感じもしました。
長倉さんのお話でたくさん共感できたことがあるのですが、一番印象的な言葉
「みんなが心を開けば、心を開いてくれる場所がここにはある」
です。90年代、東トルギスタン独立運動が勃発し、漢民族とウイグル族の人たちの間に確執が生まれました。そういう時代背景があっても、ウイグルの人たちは人を表立っては憎まない。
私は常日頃、思っているのは
「笑顔や接し方一つで世界中の誰とでも共存できるのではないか?」
ということ。
私はシルクロードに行って、自分の価値観で物を判断しがちな昨今、昔ながらの時間が流れているなと感じました。
いにしえからの古いリズムが流れている・・・
それがシルクロードだと思います。
今回の長倉さんのパネルディスカッションはそんなシルクロードのリズムに入り込めたひと時でした。
長倉さんの写真集、ぜひ見てみてください!
長倉洋海さんホームページ
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