●8:45
ルートバーンフォールズ小屋
小屋の目の前にある看板横から滝沿いに登って行く。石畳になっており、かなり急。天候がよければ足場は悪くないが、雨の日などは滝の水量も増し、滝しぶきがかかり危ないので出発前に必ず小屋駐在のスタッフに確認しよう。
この辺りから森林限界地点を越えるので岩交じりの低い草地帯が続く。すっかり細くなったルートバーン沿いに散策でもするような感じで歩ける。いくつもの小さい小川を超え、しばらくは緩やかな登りを歩く。段々登りがきつくなり岩場を登るような感じに。
●10:30
レイクハリス
岩場を登りきると標高1200mの高さにある「レイクハリス」が見える。ルートバーンの水源にもなっているこの湖はディープブルーの静かな湖。近づくにつれその大きさもわかる。
この辺りは写真スポットにもなっているので、さわやかな風に吹かれしばし休憩するのもいい。
レイクハリス沿いを再び歩く。登りではないが、道が細く、下は湖なので景色だけに見とれず、足元にも気をつけて歩こう!
●10:50
ハリスサドル
眼下にハリスサドルが見えてくる。隣はガイドとレック用の小屋なので、鍵がかかっている。天気がよければここに荷物を置いて背後の岩山
「コニカルヒル」に登ろう!
標高1515mのピークからは360度の展望が広がり、快晴であれば遠くタズマン海まで見渡せる。
早速、私もチャレンジ!
岩山を迂回するようにルートがしかれている。一見、きつそうに見えるこの岩山も荷物を置いて手ぶらで登ってしまえばさほど、きつくもない。ただ、最後の一歩手前というところでこの残雪!アイスバーンになったピーク近くのこの雪を目の前に登ることができなった。こんなところで足でも折って、ヘリコプターで運ばれるわけにはいかない!天気がよく最高の眺めが期待できた本日!
自分の健康を保持するため、泣く泣くあきらめました。
再びトラックに戻る。今度はホリフォード谷沿いをぐるりと歩くコース。万年雪をたたえた山並み、小さい小川や滝をいくつも超える。1時間半~2時間ほど、高低差のあまりない平坦な同じような景色が続く道をひたすら歩く。
そろそろ疲れてきたなと思う頃、眼下にレイクマッケンジーと湖畔沿いにたつ本日の宿「マッケンジー小屋」が見えてくる。
30分ほどジグザグの道を下りつづけ、再び樹林地帯に入る。
ブナの原生林の中に一歩足を踏み入れると・・・
苔むした美しい岩石庭園の中を歩くことになる。
雨量が多いこの地域は苔が大量に生えている。石に、木に、道に・・・どこにでもある。原生林の間から木漏れ日があふれ苔に降り注ぐ。とても幻想的な世界。
ふと、苔にふれてみると、まるで緑の絨毯!ふかふかした感触に何層もの苔がここにあることを実感!
●16:30
マッケンジー小屋
しばらく原生林の中を歩いていくと突然目の前に小屋が現れる。レイクマッケンジー湖畔にあるマッケンジー小屋。
しばらく下りが続き足もがくがくのはず。
二日目はここでゆっくり足を休めよう!
一日目の歩行距離:11.3km
歩行時間:5~6時間(コニカルヒルをいれて)