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ボリビアの街、ラパスは 「フォルクローレの都」。
ボリビア中の有名なミュージシャン達が集まって来る。
そして週末になると、街のあちこちにあるフォルクローレの
ライブハウス、「ペーニャ」で演奏が繰り広げられる。
これまでのフォルクローレのイメージといえば、「コンドルは飛んでいく」のような
「素朴な楽器で哀愁のメロディーをしっとり奏でる音楽」だった。
だが、そのイメージは見事に崩れ去った。
「ペーニャ」はディスコだったのだ。フォルクローレとはボリビアの人達にとって、どうやら「聴くもの」というよりも、「踊るもの」のようだ。
観光客向けの店以外では、「コンドルは飛んでいく」はまずやらない。
ライブが始まるのは、夜10時から11時。まず、前座のグループの演奏が始まる。
聴かせる曲は、最初の1曲か2曲。あとはひたすらアップテンポな定番の曲ばかりが続き、酒が入って気分が良くなってきた客が、踊り始める。そしてその数はしだいに増え、気が付けば、踊っている人だらけになる。前座のグループはどうやら、「踊らしてなんぼ」みたいだ。
テーブル席の間に踊るためのスペースが設けられていて、ほとんどの観客、スーツ姿のおじさんも、若いOLもおばちゃん達も、楽しそうに踊りまくっている。
皆の踊り狂う姿に最初は、「みんなそんなにストレス溜まっとんかー?!」と驚いたが、アルゼンチンタンゴのような難しいステップがあるわけでもなく、皆テキトーに足踏みして自由に思い思いに踊っているので、私達も一緒に楽しむことができた。
でも1曲踊ったら、もうバテバテ。それに眠い・・・。この標高3,650mの高地・ラパスで、息切れする様子もなく平気で長い時間踊り続ける、ボリビアの人達。なんてタフなんだろう!
メインのグループが出てくるのは夜中0時を回った頃で、これに合わせて来る人達もいる。私達は幸運なことに、30年のベテラン大物グループ「サビア・アンディーナ」のライブを観ることができた。
彼らが登場した途端、会場はものすごい歓声。牧師のような白い衣装を身にまとった彼らは、他のグループとは格が違うオーラを漂わせ、味わい深ーいスーパーフォルクローレを、じっくりと聴かせてくれた。
フォルクローレの代表的な楽器、サンポーニャの超絶プレイには皆くぎづけ。そして、座ってギターを弾きながらのボーカルが、甘く渋~い声。そのロマンスグレーな彼、ヘラルドはやはり一番人気なようで、私達の後ろにいた中年男性達から、「ヘラルドー!」と熱い声援が贈られる。
その後、また前座のグループが出て来て、ディスコ状態が夜通し続き、帰りは朝の4時。でも帰り道、街はちっとも真夜中の雰囲気ではない。いたる所からガンガンとフォルクローレの演奏が鳴り、ペーニャ帰りの人達をたくさん見かける。道から見える無料のライブ会場では、三つ編みのおばちゃんや子供達も楽しそうに踊っていた。眠らない週末のラパスの夜、おそるべし!
フォルクローレは、ボリビアの人達の心と体にしみ込んでいて、歌って踊ってイヤな事を忘れて、皆が楽しめるものだという事が、とてもよく分かった。そしてそんな音楽の存在をうらやましく思った。
でも、毎週末に「ペーニャ」は、体が持たん!
*数ある「ペーニャ」の中で最も有名なのが、「マルカ・タンボ(MARCA TAMBO)」。
場所は、博物館が点在する、石畳で有名なハエン通り。
ここの客層は観光客中心ではあるが、一流アーティストの質の高い演奏をたっぷりと聴かせてくれる。「踊りよりも音楽」という人には間違いない。
*街の中心、サンフランシスコ寺院前の広場あたりに行けば、人気アーティストのペーニャ・スケジュールが書いた横断幕が張られている。
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「深山 哲夫」
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シドニーでタクシーに乗った瞬間 「うわっ!」と思ったことがあった。
初めて ”保護カプセル” を見たときだ。
オーストラリアではタクシーを利用する際、助手席に乗るのが通例だ。
この日、いつも通り助手席へ乗り込もうとしたところ、運転手との間に透明の防御壁が立ちはだかり
「ここはオーストラリアと違うの?」と目を疑った。
助手席は圧迫感となにやら疎外感を感じ、後部座席へ移ることにした。
その保護カプセルは、見るからに仰々しく、オーストラリアってこんなに治安が悪かったっけ?と車内で考えさせられた。
フレンドリーで開放的なオージーに対して、不釣合いな代物ができたものだ。
元来オージーはフレンドリーだが、それゆえ中には度を越して暴徒化する輩も多く、酔っ払うと手が付けられなくなる無法者もいる。
タクシードライバーは恰好のターゲットになってしまうらしい。
シドニーのタクシードライバーの大半は、中国人を中心としたアジア系や中近東の移民して間もない人達が占め、彼らを守るために設置された。
労働者の権利が強いオーストラリアならではの措置か。
移民が多くなればなるほど、より強固な秩序が必要になる。
治安の良さとフレンドリーさが特徴のこの国の複雑な一面でもある。
何はともあれ、シドニーのタクシーは先進的で一見の価値はある。
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「川西 哲史」
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←妻が買ってくれた私の指輪です
(寅年生まれなのでトラの顔になっています)
高級車や土地、家などお金持ちになったら欲しいものはいろいろとありますが、タイで財産の象徴といったらなんと言っても 「金(GOLD)」です。
「金行」とはその金を売るお店のことで、そのほとんどが華僑系タイ人が経営しています。
金行には「お約束事」がいくつかあります。
その1.お店の色は「赤」であること
ショーケースだけではなく壁や天井も赤く塗られています。
金色が一番映える色なのか、それとも魔よけの意味がある赤を使っているのか、懇意にしている金行のおじさんに聞いたことがありますが、
「昔からこうなんだよ」
というだけで明確な答えがなく未だによく判りません。
(ある意味これが一番明確な答え。。。という気もしますね・笑)
その2.「金の買値と売値を表示してある」こと
金の売買単位は「バーツ」と「サルン」といいます。
(お金のバーツと同じ発音ですから元は同じかもしれませんが旅行者にはややこしい限りです)
1バーツは約15.2gで、4サルンで1バーツと数えます。
お店には(1バーツあたりの)売値と買値が表示してあり、そこを通るみんなはそれを見て、買いたい人は「ああ、高いなあ」と思い、売りたい人は「今売ったらこの位かあ」と考えます。
店にはつつましい1サルンのネックレスから、それこそ成金趣味的な4バーツも5バーツもあるネックレスまで、いろいろと取り揃えています。
そして誰もが「いつかはあれを買えるようになろう!」と思うのです。
さて、タイ人は金の延べ棒を家に保管する方法をとらないで装飾品として体につけているというよりいつも持っています。日本人は特別なときしか身に着けたりしないですよね?特に高級であればあるほど・・・
タイ人は、何かあったらすぐに換金できるという利便性、そして装飾品という意味の他に 「いざと言う時の蓄財」という役目も担っています。
そのため、常時身に着けている(いざとなったら持って逃げることができる)ことに意味があるそう。
そして、一世一代の晴れ舞台・・・
結婚の時の結納品は金。
財布と相談(財力に合わせて)となりますが、ネックレス(タイ語では(ソイコー)と腕輪(ガムライ)を新婦に贈るのが一般的です。
その後、デザインに飽きたら手数料を払って同価値の別の金に換えたり、ちょっと貯金ができたりすると少し高いものに買い換えたりと、何かにつけて「金行」にはお世話になっております(^^;
私も昔は「金なんて成金趣味みたいでつけるのはいやだ!」
なんていっていましたが、妻と出会ってからは必要に迫られて金行に通うようになり、今では日ごろから身に着けるようになってしまいました。
これって「タイ人化」してきてる証拠でしょうか?
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「長岡 徳恭」
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全世界で愛読されている名作、 アルプスの少女ハイジ。私も同様、子供の頃手にした本から、ハイジの世界に引き込まれ、スイスの大自然での生活に憧れた。
ただどうしても、想像がつかず、理解できなかったのは、ハイジがペーターのお婆さんのために、クララ宅で出る白パンを集めていた事。
今でこそいろいろな種類のパンが日本でも製造販売されているが、私が子供の頃のパンは、食パンが一般的。
パンは白くて当然、あたりまえと思っていたので、なぜそんなに白パンにこだわるのかが理解しがたかったのである。
ハイジが故郷スイスから遠く離れ暮らした、クララが住むドイツのフランクフルトに居住するようになり、白パンへのこだわりが理解できるようになった。
白パン以外にも、黒パンと呼ばれるライ麦パンなど、パン屋には豊富な種類のパンがずらりと並ぶ。
ドイツのパンの種類はとても多く、600種にも及び世界一とも言われている。
昔ながらの職人マイスター制度が、パンの種類にも影響しているのだろう。大まかにわけると、
形状→*小型の丸いパン * 1斤ごとに販売される大きなパン
原料→*白パン *黒パンライ麦パン
に別れる。
こちらが、ハイジが集めていたブロートヒェン , (スイス、南ドイツではゼンメル)と呼ばれる小麦を原料とした 小型の白いパン。
しっかりと焼き色がつき、案外表面は固いが中は白くフワフワだ。
ハイジが白パンを特別視した気持がやっとわかった。
今でも健康面を考え ドイツ、スイス、オーストリアでは黒パン(ライ麦パン)を主に食べる習慣がある。
そのため、白パンは、健康よりも その軽やかさ、美味しさから、食楽のために食べるパンにあたり、少し心の贅沢が出来るパンなのである。
執筆された1800年代後半、やはり田舎の人々にとっては、黒パン(ライ麦パン)が主流で、そんな白パンはやはり贅沢品だったのであろう。
そんな優しい柔らかいイメージから、ドイツの朝食には欠かせず、ドイツ宿泊ホテルでの朝食にはたいていこのパンが用意されている。横からナイフをいれて2つにわり、そこへハムやチーズ、ジャムなどをのせる。
おやつがわりに、屋台ではこの白パンにソーセージをはさんでくれたり、夕食にお客様をもてなす時も、この何種もの小型パンがテーブルに並ぶ。
1つ 約30ー40セント(約40ー50円程度)。
健康指向の強いドイツ人、小麦だけの白パンよりは、黒パンが健康的と考えており、夕食には左のようなライ麦パンが常食、子供のお弁当もこのパンで作ったサンドイッチが一般的。
満腹感がえられ、消化もよく、ハムやチーズにぴったりと良く合う。表面は固くとも、中はしっとりとしており、噛みしめば噛みしめる程、深い味わい、酸味がある種も有り。ワインのおつまみにもお勧めである。
ライ麦の量が多い程、色が浅黒くなり、小麦を半分まぜたタイプはくせもなく
口当りがいい。 みかけによらずとっても美味しいのだ。
その他大麦、ケシの実、ごま、ひまわりの種、かぼちゃの種、じゃがいもなどを混ぜたりと、とにかく種類豊富だ。
日本でも健康ブームから玄米が見直されているが、こちらにも三穀、五穀パンももちろん揃っている。
ドイツの旅では、是非そんなパンの食べ比べも楽しんで頂きたい。
スイスは、相変わらずハイジの郷として観光国としての人気が高い。反面、ドイツ、フランクフルトにはハイジの足跡がない。
アルプスが見えるのでは?と登った一番高い教会の塔がどこか知りたくて以前 市観光局にまじめに聞いた事があるが、失笑された。
「あれは、物語ですから、、架空ですよ!我々の町では文豪ゲーテが生まれ、生家が残っていますのでそちらを是非!!」
はは?、恐れいる。やっぱり非現実的な事には、あまり感心を示さない国民性なのだろうか。文豪ゲーテ様より、ハイジの方が観光促進には絶大効果があると思うのだが、、、
金融街として名高いビジネスの町、そんな事はどうでもいいのかもしれない。
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「中島 美弥子」
ドイツ (シュトゥットガルト)在住
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地域別海外旅行の楽しみ方
ウユニ塩湖
私も2年前に行きました「ウユニ塩湖」
雪かと思うくらいの真っ白い塩の湖・・・青い空と白い湖面のコントラストが幻想的です!
世界最大の塩湖、ボリビアのウユニ塩湖。
乾季は湖面の水分が蒸発し、真っ白な氷が張っているようだ。
塩の結晶の性質なのか、亀甲模様のような六角形の模様が連続する。いつでも続く圧倒的な白、白、白。
雨季の湖面は、数cmの水がたまる。
この水が、ものすごく透明で、空や雲を映し出し、とても幻想的だという。
標高3600mの日差しはきつく、白い湖面からの反射で顔がいっそう焼ける。
やがて日没が近づくと、湖面は赤く染まる。
翌朝、東の空が明るさを増し、ついに対岸の山の上に太陽が姿を現すと、朝の光が塩の大地を照らし出した。
今までに迎えたどんな日の出とも違う、幻想的な時間だった。
このまま永遠に塩の大地が続くのではと思えた頃に、集められた塩が野積みされている集落に着いた。
白い大地、ウユニ。塩湖の上は地上とはまるで別世界だった。
*写真は9月に撮影したものです。
*ウユニ塩湖へは、ウユニの町からのツアーが一般的ですが、
ラパスからもジープツアー(2泊3日~5泊6日)が出ており便利です。
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「深山 哲夫」
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