いつか見た外国映画や旅番組での車内風景。
ワインやビールを片手にみんな笑顔です。
チーズと、流れゆく車窓もお酒のサカナ。
鉄道に乗車すること自体を、多くの人が楽しんでいるんですね!
残念ながら日本では、鉄道は単なる移動手段ととらえられがちです。
けれどもそれだけではもったいない、乗る事自体が旅!の素晴らしい鉄道がたくさんあるんですよ。
そのうちの私のお勧めをいくつかご紹介したいと思います。
●イチオシ!九州の博多~湯布院~別府●
~おしゃれな高原リゾート列車「ゆふいんの森」~
乗車のためのツアーなども組まれていますので、どこかでお耳にしている名前かもしれません。
これがとってもいいんです!
景色を楽しむため座席の位置を高く取っているんでしょうか、背の高いシックなグリーンの車体がホームに滑り込んできた瞬間、私は思わず「おおーっ!」とため息。
車内に入ると高級感とあたたかみのある木目調、落ち着いたグリーンのインテリア。
座席の心地よさもかなりのグレードです。
まるで映画の主人公にでもなったような気分・・・
また、車内には飛行機のように客室乗務員がいて、土地の味覚を注文すると客席まで運んでくれるんです。
そのメニューがまた絶品!
とろけるようなプリンや生ハム、チーズとワイン、
そして大きな窓から映し出される広大な九州の景色。
終始ご機嫌になってしまうこと間違いなしの思い出に残るひとときが待っていますよ!
●東北方面 日本海や秋田・青森の雄大な自然を目の前で●
~「リゾートしらかみ」~
その名のとおりリゾートらしい車内の優雅なつくりは、鉄道ファンならずとも一度は体験してみたいもの。
津軽三味線などの生演奏もあって、北国の旅情はますます高まります。
また、この路線には、不思議な名前の「蜃気楼ダイヤ」なるものが登場します。
運行の都合で、ある駅で停車後バック運転をし、また戻ってくるため、その部分のダイヤが時刻表に存在しないのです!
この時間を利用して下車、十二湖の青池など観光を楽しむことができますよ。
珍しい「蜃気楼ダイヤ」。
なんだかロマンのある名前ですね。
みなさんもぜひ体験してみてはいかがですか?
●神奈川県の藤沢~鎌倉間●
~ごぞんじ江ノ電~
住宅の間をびっくりするくらいの近さで走り抜け、腰越のあたりを通過すると、今度はいきなり広大な湘南の海が目前に広がります。
晴れた日は、水面がきらきらと光り、電車の心地よい揺れも手伝って、乗っているだけでなんだか癒されてしまいますよ!
このあまりの海岸線の近さから、塩害で車体が錆びてしまうので、側面を交代させて運行したり、全体の水洗いをかかさないなど、江ノ島電鉄では、日々苦労しているとのお話。
私達の快適な鉄道乗車の裏には、こういった方々の見えない努力があるのだな、と思わせられたエピソードでした・・・。
国内の鉄道の旅、これ以外にも面白いものがまだまだ、たくさんあります。
乗ってみたいけれどリゾート列車や寝台特急など、どうやって席を取ったらいいの?
そう思われる方、多いのではないでしょうか?
これら鉄道指定席に宿泊などをお得にセットした旅行商品もたくさんありますよ!
だれでも間単に乗車することが可能です。
これからの旅行シーズン、ワイン片手に、全国の車窓をぜひ、味わってみてくださいね!
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「荒井 万里子」
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