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さまざまな切り口で紡ぐ、旅にまつわるエトセトラ。本、映画、出会い……、旅にはストーリーがつきもの。旅にまつわるストーリーをご紹介します。

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旅行とハプニング
最大級のオーロラはフェリーで!

~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」3/8号より~
沿岸急行船

最北端の地「ノールカップ」でなんとか生きてこれたゆきんこ。
 
次なる目的地はノルウェー北極圏再大の街「トロムソ」

実はここにイケメン知り合いがいるんです・・・うふふふ(←思い出すだけでよだれ)

実は、ギリシャにその昔旅行してたころ、知り合ったスカンジナビア航空勤務の家族がいて(このお話はいつかギリシャ編になったときに書きますね)
その子供がもう、ちょーーーーーかわいかったのです。ちなみに当時14歳。

まだ、大人になりきれていないものの、金髪というかちょっと白みがかった金髪で、グリーンアイズ、手足が長くて、もう食べちゃいたいくらい!名前はエリック。
彼の学校のお友達もきていたんだけど、その友達も負けず劣らずかわいい・・・

あれから早3年。彼らは17、8歳に成長している。

あ~、楽しみ!どんな色男になってることやら。(←実はこれが北欧にきた再大の目的)

ノールカップからトロムソまではバスもあったんだけど、どうても乗りたい乗り物があった。
 
それは・・・

「沿岸急行船」

ノルウェーはフィヨルドで有名な国だけど、そのフィヨルドを間をぬって、都市間をめぐる船。

早速、乗船。ノールカップからトロムソまでは約8時間。
実はまっすぐにいけばそんな時間はかからない距離なのだけど、都市に到着するたびに、寄航時間が設けられて、2,3時間その各都市を散策することができる。

ハンメンフェルト
私の場合、ハンメルフェストで3時間の休憩があった。
この街は特になにもないので私はひたすら寝ていた。(←ロビーで)
 
実は貧乏旅行者ゆきんこは船内にお部屋を取るなんて贅沢はできず、船内に何箇所かあるロビーのソファーでごろごろすることに決めました。
このソファー、なかなか座りごこちもいいし、この真冬に船に乗ろう!なんて思う旅行者も少ないらしくすごくすいていた。

が、ハンメルフェストを通過して夜がせまってくるほどに、船がゆれるようになった。
天気はいいものの、風が強く、船酔いしたゆきんこはかなりグロッキー・・・早くおろしてくれ~。

そう思っていたら夜10時に突然場内アナウンス(ノルウェー語)

「heksofnerlf!kfiemfglroerirkm.」(←何を言ってるのか全然わからない)

突然、みんなジャンバーをはおりロビーから出て行った。
何?どこ行くの?もしかして、タイタニックのように氷山にぶつかってこの船は沈没するとか?
えーーー、なんなの?ここにおいてきぼりの日本人がいるのよーーー。

そんなことを思っていると次はスウェーデン語、フィンランド語でなにかごちゃごちゃいってる。日本語はいつなの?動揺しすぎて、さらに気持ち悪くなってきた。ううううう。

しかも、ソファーの上に寝袋にくるまって寝ていたゆきんこ。
アナウンスを聞いて出て行く人たちに状況を聞こうとあわてて、起きようとして、寝袋のままソファーから転げ落ち、その時、テーブルの角に頭をぶつけ、かなり悲惨な状態。

痛いし、血が出てるし、気持ち悪いし、不安だし、あああああ・・・・

と思っていたらやっと英語。

「北の空にオーロラが出現しました!デッキでご覧下さい」

あ?夜中にオーロラのアナウンス?ふざけるな!!!こっちは何か事件じゃないかって不安だったのだぞ!

と思ったけど、なぬ?オーロラ?いかねばいかねば。(←気持ちの切り替えは人一倍早い)
いそいそ、遅ればせながら体制を立て直し、防寒着をきていざ、デッキへ。

オーロラ
あーーーー、すごいすごすぎる。

今までみてきたオーロラさんはあなたの子供だったのですか?と思うほど大きく、空一面に広がっていた。
船の周りは真っ黒なフィヨルドだけで、何も明かりがない。
あとは大海原。
この状況がよかったのか、空全部にオーロラがかかり、後から後から新しいオーロラが出現するものだからその大きさはどんどん増し、もう大変なことになっていた。

船酔いもすっかりさめました!もう言うことなし!
沿岸急行船からみるオーロラが一番すごい!さらに、デッキで待たなくてもちゃんとアナウンスしてくれる。
さすがに、あの大きさの写真をとるのは無理と思い、しばしぼけーーーとしてみていた。
と感動しつつ、あの寒空1時間近くデッキにいてすっかり冷えてしまった。
 
うーん、だけどあと3時間でかわいいエリックに会えると思うと冷えた心も温まるわ~。(←単純)
やばいわ。会った瞬間、

「会いたかったよ、ゆきんこ!ハグ(熱い抱擁)、チュ」

は間違いなしだなと想像してるだけで、よだれ。。。しかも、18歳になってるということは・・・
あ~、どうしようと動揺しながら松田聖子の「抱いて」を歌う。

♪Hold me 嵐の夜はベッドで抱いていてね♪(←歌いながらの妄想が一番得意)
と妄想。でもいきなりそういうことはないよね・・・
きゃーーーー!なんてばかなことを思っていたら到着!(←妄想は時間の経過を忘れる)

運命の瞬間!
タイタニックのようにデッキの入り口にかけられた橋を降りていく。(←気持ちはプリンセス外見はただの日本人)

降りた先には・・・

「おー!ゆきんこ!」

アニカ(エリック母)が私を見つけ、抱きしめた。エリックは?(←エリックしか頭にない)

と思っていたら、私のために暖かい飲み物を買いにいってるとのこと。
うーん、早く会いたい。

アニカとしばし、談笑していたら、遠くからくるやたら背が高いお兄さん。しかも、異常に足が長い。
そして、その素敵なお兄さんがなんと声をかけてきた

「会いたかったよ、ゆきんこ!ハグ(熱い抱擁)、チュ」(←妄想は口だったけど、実際はほっぺだった。残念)

妄想が現実におこると人(ゆきんこ)は気絶します。。。

<沿岸急行船>
ベルゲンからヒルネス、ベルゲンと往復11日間かけてノルウェー沿岸をめぐる船。
夏にはデッキでチェアを並べてくつろいでる欧米のお年寄りを見かける。寄港地での立ち寄り時間もあるし、何よりゆっくり船で回るのはすごく贅沢してるような感じ。

節約派の方には私のようにキャビンをとらずにロビーで過ごしてもいい。
共用のシャワーやトイレがあるので問題なし!

オーロラ鑑賞が一番最高だったのがこの船でのオーロラです!
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category旅行とハプニング  time2005年06月06日 16:41

旅行とハプニング
ノールドカップには真夏にいくべき!

~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」3/1号より~ノールドカップ 白夜

実は、月ごとに特集を変えようと思っていたのに、北欧編がまだ終わっていません(T_T)
それどころか、フィンランドからまだ出ていない・・・
 
オーロラポイントもまだまだあるのでもう少しお付き合いください♪
オーロラの他に夏に楽しめる北欧も少しずつ書いていきます!
それでは超特急でゆきんこの旅物語(←実際に行ってるから旅日記?)始まり始まり!

イナリからは念願のノールカップへ移動!
なんで、ノールカップかというと前々回のメルマガでも書いたと思うのですが、ゆきんこは「高」、「最」などがつく場所に弱いんです。

ノールカップは最北端の地として有名!
やっぱりモニュメントの前で写真とらなくっちゃ!と思い、ノールカップへ!

さ、寒い・・・寒すぎる。
というより、人がいない・・・


バスの中も実は私一人だったのである。
運転手さんに
「おねえちゃん、何しに行くの?」
と聞かれ
「モニュメント見に行くんです!」

といったら、あんまり英語が通じない運転手で意味がわからないという顔をされたにもかかわらず、
特に気にもとめていなかったのが不幸の始まり。

ユースがあると地球の歩き方(←私は地球の迷い方と思っている)に書いてあったが、
大体がどこにあるかわからない。
やっと、住民らしき人を発見!
サーメ人
「あの・・・ユースはどこでしょうか?」
「今は冬だからどこもやってないよ!」

えーーーーーーーーー!
今日は野宿?死んでしまう!寝袋あるけど、間違いなく凍死確実!
お父さん、お母さん、ごめんなさい。私は世界最北端の地で眠ります・・・
など思って真っ青になっていたら

「うちに泊まる?明日にならないと移動もできないでしょ?」

ということで、普段なら警戒アンテナを振り回して、この人は大丈夫か?リサーチを即座にするゆきんこだが、今回はこの申し出を断ったら命にかかわるので、アンテナはあえてしまった。

この夫婦は先住民サーメの夫婦でした。
サーメの人たちが住んでる集落があってそこまで連れて行ってもらった。

この夫婦は夏は観光客相手にお店などを出したりしているらしいが、冬は観光客もいないので民芸品などを作って過ごしてるらしい。

ということで、彼らも私にたくさんの質問があったらしく質問攻めにあった
「どこからきた?なんでこんな真冬にノールカップにきた?」

「実は世界最北端のモニュメント見に来たんです・・・でも、そこまでどうやって行くんでしょう?」

夫婦「・・・・・・」

確かに、こんな時期にモニュメントなんて見にくる人いないよな・・・と思って沈んでいたら

そり
「よし、隣の犬ぞリを借りて今から行こう!雪もやんだし、今だ!」

やった!やった!ありがとうありがとう!!!!

初の犬ぞり♪わーい!(←しかもただ)

と早速準備へ!毛布をいっぱいかけてもらって顔や頭も毛皮で覆って、いざ出発!
 
そして着いた先には・・・

ヒュルルルル~~~~~~

当たり前だ。この雪のなかモニュメントなんて雪にうもれてるに決まってる。
そんなことも予想できなかった自分があほだ。

ちなみに犬ぞりには2時間半近くのっていて、もう体が凍っていた。帰りももう二時間半乗るんだよな~。でも、犬もおじさんも頑張ってくれてるし・・・
見れなかったけど、ありがとう!!!

ですが、帰りに素敵なプレゼントが私に与えられた!

オーロラ
何もない雪原を犬ぞりが行く。懐中電灯の光以外なにもないその空にオーロラが空一面に広がった。
今までは白っぽい光がカーテンのようにゆらゆら動いていただけだったが、ノールカップのオーロラは、炎が燃え上がるような赤く空に向かってまっすぐのびるオーロラだった。

<ノールカップインフォメーション>
実は、やっぱりモニュメントの写真、というか最北端という看板の前で写真をとりたくて夏にもう一度、行った!しかも、一度も連絡しなかったあのサーメの夫婦の家に突撃でおじゃましました。彼らは真冬にきたおばかな日本人を覚えていて、快く宿泊を快諾。もちろん、日本のおみやげ持っていきました!小さいこけし!

夏の北欧といえば、「白夜」
太陽が沈まないで地平線沿いにまた昇る!
かなり幻想的でした。真夜中の太陽をみるには近くのカフェで待つことができますが、そんなに寒くもないので、外でも待っていられます。

オーロラを見れますが、冬に行ってもはっきりいって何もありません・・・
というより人もいません。食べ物もないかも・・・
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category旅行とハプニング  time2005年06月01日 18:05

旅行とハプニング
人間解凍&フィンランド イナリでの悲劇・・・

~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」2/22号より~

オーロラ
 先週、やっとオーロラに出会えました!!!

どのくらい見ていたのだろうか?あまり記憶にないのですが、
待ってる時間とあわせてトータル3時間位は外にいたはず・・・

ホッカイロやタイガーマスクを被って防寒対策はしていたものの、やはり-25℃で外にいると冷凍庫状態。
すっかり冷えてしまい、帰ろうとしたら足が雪の中にへばりついてう、うごかない・・・

よたよたと早速、サウナへ直行した。
これぞ、人間解凍!芯から冷えた体があったまるのはやはりサウナ!(←日本酒もあれば最高!)

とここまではよかったが、問題発生!
サウナとあのカップルの愛の巣、いや、私の寝どころまで外を歩いていかなければいけないのである。

意を決して、ダッシュ!!!

ダッシュするときにキャプテン翼の主題歌を歌いながらダッシュするのは私だけだろうか?

 ♪ダッシュ、ダッシュ、ダシュ!キック エ~ンド ダシュ!♪

って歌いながらダッシュしたらこけた・・・

せっかく、暖まったのに雪の中に顔を突っ込んで硬直してしまった・・・

そして、目をつぶったまま、その雪の中から脱出したら・・・・・

まつげが凍って目が目が開かないのーーーーー。

ということで半目を開けて、ダッシュするとこけるので早歩きでサウナに戻った。

ーーーーー第二回人間解凍中ーーーーーー

さて、帰りはどうしようか???ダッシュするとこけるしな~と考えているうちにまた体が冷えた。
ということで

-----第三回人間解凍中ーーーーーー

私は今日、何回解凍すれば寝れるんだろうか?
あきらめて、歩いてとぼとぼ帰った。まばたきするとまつげについた水滴がくっついてまた目が開かなくなるので、今度は目を大きく見開いて歩いて帰った。(←外からみたら単に変な人)
 
結局、サウナに入っても自分の部屋まで遠ければこういうことになります。
さらに、自分の部屋にカップルが先にいる場合、部屋の中に入っても心が冷凍されちゃいます。
心は解凍できないんです。どうやっても。は~。明日は移動しよう。。。

ということで、次の目的地「ノールカップ」へ。と思ったら、受付の人に
「今日のバスはイナリまでしか行きませんよ。でも、ユースがあるから宿泊してもいいし、ここより、もっと綺麗にオーロラが見えるのよ!」
 
なーんて言われたものだから「お、泊まりますか!!!」
と俄然行く気になりました。

サーメ人のとなかいそり
バスでイナリへ・・・・・

とりあえず、インフォメーションセンターでおろしてもらい、国道沿いを歩くっと。
というかどっちに歩いていいかわからない。
360度雪雪雪・・・看板もないし、北も南もわからーーーん。
しかも、インフォメーションセンターがあいていない。

うーん、もしかして冬の間はあいていないのか???
とりあえず、隣接されているサーメ(先住民)博物館へ。
ここはいました!赤と紫と黄色の伝統衣装かな?に身を包んだ、やさしそうなおじさん!

「あの、すみません・・・ユースに行きたいんですけど、どっちへ歩けばいいんでしょう?」
「今、ひまじゃから(←おじいちゃんっぽかったので)車で連れて行こう」

といわれたけど、旅行の地でそんな簡単に人についていっていいの?
お母さんに、「知らない人についていっちゃだめ」ってずっと言われたきたし・・・
 
「あ、大丈夫です。方角さえ教えてくれれば」

ということで無事教えてもらい、国道沿いを歩く・・・
到着!ん?明かりがついていない。。。
え?もしかしてやってないの?そんなはずはないぞ!

と風に飛ばされた紙がそばに落ちていた。

「4時にきます!受付」

現在、2時。あと2時間ここで待つのか?それとも今きた道を20分かけて歩くのか???
めんどくさがりな私は2時間待った・・・

そして、来たのは・・・なんとさっきの受付のおじさん!
ユースに行くっていったじゃん!!!なんで、あの時教えてくれないのーーー!おに!
と心の叫びをしていたら
「あれ、さっきのおねーちゃん、ユースはもう少し下だぞ!」

かくして、私はよくわからないロッジの前で二時間、待ち、さらにユースについたときは

「6時に受付します」

という張り紙をまた見つけて待ったのであった(T_T)

凍った湖
<イナリインフォメーション>
イナリにはイナリ湖という湖があり、冬は凍結して車が通ってます。(←道路あるけど)
そして、肝心のオーロラは白っぽいオーロラが30分以上、出ては消えてと長い間楽しめました!
ツアーでこの地を訪れることはないかな?
個人で行くしかない場所ですが、冬よりも夏のほうがアウトドアを満喫できていいかもしれません・・・
冬に行くと何もすることがありません・・・
authoryukinko  linkLink   
category旅行とハプニング  time2005年05月20日 13:03

旅行とハプニング
サーリセリカ手前の素敵なユースホステル

~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」2/15号より~

先週は、ロバニエミではサンタクロースには会えるけど、
オーロラは見れないというお話まででしたね。

ロバニエミにはもうひとつ見所がありました!?
 
「世界最北端のマクドナルド」があります↓
世界最北端にあるマック
世界最北端というだけで、メニューや外観は他と変わらないんですけどね。
でも、ゆきんこは最南端とか最高とか「最」「高」という漢字が頭につくものに異常に弱く、とにかく写真をとらないと気がすまないんです・・・

さてさて、今回はとにかくオーロラを見ないと帰れないので、
早速、ホテルに帰って作戦会議(←一人で)

北欧は物価が異常に高くて、ホテル代、食事代、入場料と何をするにも高い!
さらに、ロバニエミから以北(ラップランド)はもうバスしか交通手段がない!
そして、冬なのでバスも毎日運行というわけでもないので綿密に今後の予定を立てなければいけない。

ここで、パッケージツアーの人ならば
「ユッラス」「サーリセルカ」ですよね?
 
でも、ここには高級ホテルしかないのです・・・
どうしよう・・・泣きそうになっていたら、隣のオランダ人

「サーリセリカ行きのバスに乗ると途中、ほんと何もないんだけどユースがあるよ。しかも、バスがユースの前に止まってくれるんだ。僕はそこから帰ってきた」

まあ!なんて素敵!
何もなくてよくってよ!そのほうがオーロラ綺麗に見えるし、お金使わないし。

と早速、とことこバス乗り場に行き、チケットを購入っと!と?
チケット屋(←ダフ屋みたいなおやじ)「あと1時間後に出るよ。その後は3日後」
ゆきんこ「えーーーーーーーーーー」

あと三日は待てないと思い、急いでホテルに帰り、チェックアウトを無理やりさせてもらった。
しかも、お金を前払いだったのでこれも無理やり返してもらった。

ということで無事バスに乗り込み・・・・
「むむむむ?なんかおやじしかいない・・・」
ラップランドに入ってから思うんだけど、なんか顔がこーーーい人が多くなった。
私がみてきた、金髪、グリーンアイズのイケメンがいなくなってきた。なぜ?

先住民のサーメの血が入っているからだろうな~。
だから、北海道のアイヌと混ざって見えるのだろうか?
冬の寒さを乗り越えて生きてきてる人々だから、どうしても濃くなるのだろうか?

とそんなことを考えてるうち国道からなんか変な道に入った。
どこに連れてく?いたいけなかわいい?日本人の女の子がのってるのだぞ!
こんなところに拉致監禁?いや~ん。
とまた妄想の世界に迷い込んでいたら
「ついたぞ~Japanese!」

あら?なんか素敵なウッディーなホテルの前・・・
左はゆきんこあり、右はゆきんこなし
null ユース入り口

とにかくおろされてしまったので受付にいってみる。

うーん、確かにユースホステルらしい。
だけど、ドミトリーは空いてないから、シングルルームにいけって!
いや~。こんな寒い地でますます寒くて凍死しちゃう!とは英語でいえずにだだをこねていたら、
天の助け!日本人カップルが近づいてきた。

「私たち、4人部屋に2人で泊まってるんです。よかったらどうぞ!」

一瞬躊躇するのは私だけではないはず!
だって、カップルの部屋に紛れ込むなんて・・・申し訳ないし、ますます寒くなること間違いなし!
そんな様子が顔に現れたか否か、定かではないが、男子のほうが
「心配しなくても二段ベッドになってるし、僕たち付き合ってないし。ただの友達です!」

ほほ~。よかった。よく聞くとロバニエミで知り合って意気投合して一緒にスウェーデンまで行くことにしたとのこと!よかった!ってよくない!
もしかしたらこの二人、これが進展して付き合うかも?邪魔じゃん!

いやー、恋のキューピットならいざ知らず、恋の魔王(←意味不明)になるのはごめんじゃーーー!ってのが顔に出ていたのかどうか今度は女子が
「サウナに一人で入るより二人でいろいろしゃべりながら入るのもいいですよね?」

ほんとなんて素敵なカップル!?ということでさんざん悩んだあげくって実は悩んでなかったけどご一緒させていただくことにした。

このユースホテル、ほんと周りは山と木しかなく、明かりなんてまったくなし!
一棟ずつ、北欧らしい、ウッディーな感じのコテージで内装も北欧風。
木組みの二段ベット二つに木のチェアとテーブル。
暖炉。さらに部屋に風呂とトイレ付!

最近、出来たばかりらしくそんじょそこらの高級ホテルよりきれいだし、
北欧の家庭的な感じが出ていて最高なのだ!
さらに、フィンランドといえば、サウナ!
サウナが広くてきれいで気持ちよすぎ!

ということで夕飯を食べ終わった後、オーロラが出てくると思われる10時頃から、山に登ってスタンバイすることにした。
私はスノボーのウェア上下、スノボーのブーツ、腰と肩にホッカイロ、両足にもホッカイロ、
タイガーマスクをかぶり、さらにゴーグル!
あ、いや、ゴーグルをつけるとオーロラの色が見えないか・・・これは断念。

パッケージのように待合小屋なんてなく、しかも見えたら誰かが声をかけてくれるそこまで素敵なホテルではないのでひたすら待った。。。
山に登ってる間はいいんだけど、登り終わって黙ってると死ぬ・・・
凍死するときってこういう感じなのだろうか?なんて思ってしまった。ふわふわっとした感じで朦朧としてくる。
 
そして・・・みちゃったぞ!みちゃったぞ!
あのただの友達カップルが寄り添ってる・・・私も混ざりたい・・・

とその時!



満点の星空の中にスーっと尾を引く白い雲。
そして、それは生き物のように動き出し、不思議な光を放つ。
波を打ちながら空一面光がゆらめき、一本の筋になりまた、消える。
 
何分経過したのだろう?1、2分?それとも15分以上?
不思議なオーロラに言葉を失った。

<サーリセルカの手前にあるユース>
ロバニエミからサーリセルカ経由イバロ行きバスに乗ってユースの前でおろして!
と頼むとおろしてくれるユース。
変な話、そこらへんの高級ホテルより素敵で満足度大です!
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category旅行とハプニング  time2005年05月10日 15:31

旅行とハプニング
サンタクロース村でオーロラは現れるか???

~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」2/8号より~
サンタクロース村 となかいソリ

前回はヘルシンキ空港にはというか北欧にはいい男、いい女がたくさんいるというお話まででしたね。

ヘルシンキからロバニエミ(サンタクロースがいる村)まで急行列車がとおってるので、ヘルシンキでは特にいい男以外、見るものもなさそうなので早速列車へ!
要するにひまってことです・・・冬は何もできないです。

列車の中であ~気になる記事見つけちゃいました!
タイトル「タンペレでムーミンに会おう!」

お???アニメ好きとしては一応押さえておかねばならぬな?
よし、途中下車でしょ!

と思い立ち、降り立ったタンペレの駅

ヒゥルルルル~~~~~~~~~~~~

ちゃんと読まなかった私もいけないが、2月は雪にうもれてやってないとのこと。
しかも、一日一本しかロバニエミ行きはない・・・
無駄にタンペレに泊まってしまいました。
失礼ながらムーミン以外みどころもない、この村はほんとに遊ぶところがない。
しかも、宿泊客さえいない・・・こういう時、一人旅ってせつな過ぎる。

気を取り直して、次の日ロバニエミへ・・・
サンタクロースに会える!しかも、北極圏のちょうど真上にあるロバニエミ。
お~~~~とうとうオーロラと再開ですか???
期待に胸膨らませて降り立った駅・・・・

ヒゥルルルル~~~~~~~~~~~~
 
歓迎ムードが・・・まったくない。まあ、歓迎されるほどの人材でもないが・・・
ほんとサンタいるの?

予約したユースホステルまでよたよた歩き、チェックイン!
何気に街中は賑わっていました!よかったよかった。

さてさて、お楽しみの夜がやってきました!
ゆきんこはオーロラ対策として、スノボーの靴、スノボーのウェア、フェイスマスク(←タイガーマスクみたいなものをギャグで購入)貼るタイプホッカイロ40個、靴の中にいれるホッカイロ20個。

と準備万端でロビーに下りていった。
 
宿のオーナー「Where are you going?」
ゆきんこ「I'm going outside」
宿のオーナー「Why? Outside is too cold!」
ゆきんこ「I want to see northern light!!!」
オーナー「今日は天気悪いから見えないよ」(←なんでここだけ日本語かというと単に英語を日本語に変換するのが面倒になっただけ)

まじですか!!!!!
まあ、仕方ない。ロバニエミにはもう2日いるから今日は寝ますか・・・
とあきらめましたが、結局、ゆきんこがいた3日間はロバニエミではオーロラは見れませんでした。

ということで短い期間、例えば一週間のツアーとかでオーロラを見に行こうと思われているそこのあなた!ロバニエミでサンタクロースを見なくていいなら通過してください。
どうしてもサンタクロースに会いたければ一日にしてもう少し北に行くことをお勧めします!

あれ、オーロラポイントまでまた行かなかった・・・
次週をお楽しみに~(←別に引っ張ってるわけではありませんから!)
authoryukinko  linkLink   
category旅行とハプニング  time2005年04月12日 17:51

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