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さまざまな切り口で紡ぐ、旅にまつわるエトセトラ。本、映画、出会い……、旅にはストーリーがつきもの。旅にまつわるストーリーをご紹介します。

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旅行と恋愛
国際恋愛~韓国編~Part 1 釣った魚にはえさはやらない!

キム・スンウとキム・ナムジュ
これから数回にわけて、韓国の友人(♂)から聞いた韓国男性との付き合い方を連載していこうと思います!(←私は付き合ったことがありません)

韓流ブームで「韓国人男性素敵♪」と思っている方必見ですよ!


●釣った魚にはえさはやらない!●
この写真はキム・スンウとキム・ナムジュさんですね。今年、6月に電撃結婚したスーパーカップルです。

司会者は「チャン・ドンゴン」。韓国でも日本でも人気抜群!
※ヨン様は日本と韓国以外のアジアで人気。

とプロポーズの言葉を聞いてびっくりしました!
<<キム・ナムジュ談>>
『夜なのにサングラスをかけるよう言われ理由を聞いたら人に見られるのが嫌だというから、仕方なくケースを開けてみたら中は空だったんです。何も入ってないのに絶対あると言うから布製のケースを振ってみたら指輪が出てきました。感動しました。今日それをはめて来ようと思いましたが、結婚指輪だったので我慢しました。』

えええ??こんなドラマの中でしか起こりえないことあるの?

と早速、このことを友人に聞いてみた。

「プロポーズまでが、勝負だよ。だから、キム・スンウの行動は別に普通のことだよ。それまでは、彼女が喜ぶことは一通りするね!デート費用もほぼ全額男子が持つのが普通なんだ。だから、彼女がいるときは出費がかさんで大変。まあ、それも結婚したらやらないけどね~」

要は釣った魚にはえさはやらないという最悪パターン!!!

それまで、
「君はきれいだよ。かわいいよ。君以外の女性と付き合うなんて考えられない。」
など、毎日言うそうな。
会うたび、電話するたび当たり前のようにささやくらしい・・・

韓国ではそういうロマンティックなカップルのためのイベントも目白押し!特にこのクリスマスシーズンはイルミネーションもキレイで街中にはラブラブムードたっぷりのカップルたちで賑わうとか?
日本でも12月はカップルが他の月に比べて50%増(←ゆきんこ調べ)するような気がしますが、韓国は他の月に比べてラブラブ度がグ~~~ンとアップすると友人。

そういえば、この韓国友人・・・ほめるのが相当うまい。

「髪型、変えた?前より目が大きく見えてとってもキュートだね。」

と表現がとってもうまいのである。

イタリア人やスペイン人に通じるものがありますね・・・

韓国男性と付き合うと一年中ロマンティッククリスマス♪
あま~い言葉であなたをエスコート!
しかし、結婚後は・・・

<対処法>
三つ子の魂100までということわざに従い、付き合っているうちに嫁が主導権を握るようにしむけましょう!
釣った魚にえさを与え続けてもらえるかどうかはあなた次第です!
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category旅行と恋愛  time2005年12月08日 13:13

旅行と恋愛
日付変更線を超えて・・・

飛行機
私のフライトは朝、11時発。
逆算すると朝の7時にはホテルを出てシャルルド・ゴール空港にいかなければいけない。おみやげも買っていないし、荷物もつめていない。帰りの地下鉄の中は終始無言だった。私も何を話していいのかわからず黙っていた。

ユースについたのは夜8時ころ。何もしゃべってくれないのでとりあえず私から切り出した。

「昨日と今日はすごく楽しかったよ。一人だったらもっと適当に過ごしていたかもしれないし、ほんとにありがとうね!」
「うん、僕も楽しかったよ。迷惑じゃなければメールアドレス教えてもらってもいい?」

こうしてアドレスの交換はした。でも、旅先でのメールアドレスの交換は日常茶飯事だし、私もそんなにマメではないので、ここで終わるだろうと思っていた。

部屋に戻り、パッキングをしてベッドに横になったらいつのまにか寝てしまっていた。

目がさめると4時。

もう、これ以上寝たらおきる自信がない。5時には空港行きの始発が出る。空港で寝るのが確実と思い、バス停に向かうことにした。
バックパックを背負い、みんながおきないようにそっとドアを開けた。
お金は前払いなので出るのは自由。フロントを抜けて外に出る。

そこには彼がいた。

「どうしたの?ずっと起きてたの?」
「ううん。ちょっと出かけてきて中に入れなくなって外にいた。いや、本当は見送りしようと思って待ってた。」
「そうか。ありがとう。7時に行くって言ってたでしょ?それまでここにいるつもりだったの?」
「まあね。最後に会いたかったから。」

私はなんと答えていいのかわからなかった。彼を好きという気持ちはない。変に期待させるのもいけないし。何より、日本とアメリカで遠距離なんていうのもとてもできない。
いろいろ試行錯誤して考えていると

「あ、困ってる。別にいいよ。何も言わなくても。メールしてもいい?俺、明日、バルセロナに行く。その後の旅行の日記みたいなの書いて送りたいんだ」
「うん。返信あんまりマメにできないけど、読んだら返事するね。じゃあ、もう行くね。ほんとにいろいろありがとう。」

バス停に向かおうとする私の腕をつかんだ。

「抱きしめてもいい?」

何も答えずにいたらぎゅっと抱きしめられた。すごく強く。

「ごめん。気をつけて帰ってね」

彼のほうが先に立ち去った。

バスに乗って、空港に向かう途中、すごくドキドキした。
急に寂しくなった。私は好きにならないようにしていただけなのかな?
どっかで、旅先での出会いは・・・という感じで付箋をうっていたのかもしれない。年下は頼れないからと突き放していたのかもしれない。そう思うと、会いたくなった。あって、もっとちゃんと話をしたくなった。

でも、もう遅い。日本で祖父が待ってる。帰らなくちゃ。




その後、私たちはアメリカと日本でメールだけのやり取りが続いた。時差があるため、なかなか電話もできない。離れている分、しゃべれない分、メールがどんどん長くなる。気持ちがどんどん大きくなる。

四年後、大学を卒業した彼が日付変更線を超えて、私の前に現れた。

「手をつないで歩きませんか?」
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category旅行と恋愛  time2005年12月08日 10:12

旅行と恋愛
ブローニュの森で

ルーブル美術館
キッチンに行くと朝食のカフェラッテとフランスパンが用意されていた。二人でほおばる。
あれだけ、歩いたらさすがにおなかも減る。

彼:「今日は何時に行く?」
私:「日本行きの航空券を調べないといけないから街中で待ち合わせでもいい?ルーブル美術館のあの三角のガラス張り知ってる?あそこの前に2時とかでいい?」

彼:「寝る時間あるの?」
私:「2時間も寝れば大丈夫」

彼はひどく眠いらしい。カフェラッテを半分残して自分の部屋に向かった。
私は眠れそうもない。私の部屋は玄関のすぐ近く。さらに、ベッドが入り口ということもあってこの時間、人の出入りで眠ることなんてできないだろう。
とりあえず、シャワーを浴び、着替える。やはり、周りを見ると寝むれる環境ではない。8人部屋にはオランダ人、アメリカ人、カナダ人などさまざまな国籍の人が入り乱れている。

結局、出かけることにした。実はあと5日後には必ず帰国しなければいけなかった。
祖父とメキシコに行く約束をしていて、5日後の成田発の航空券をもう買ってあったのだ。
旅行会社に行くことにした。何件かまわってみると値段はそんなに変わりはない。
ただ、チケットが明日しかもう空いている席がないというのだ。まだ、パリで見てないところがたくさんあり、あと3日はいたかった。明日ということは今日しかもう観光はできない。だけど、このチケットを買わないと祖父とメキシコにいけなくなってしまう。私は、明日発の日本行きのチケットを購入した。

2時にルーブル美術館の前に行く。彼はもう来ていた。

彼:「ちゃんと寝た?」
私:「ううん。あれからすぐに出かけたの。だから寝てない。」
彼:「そっか・・・とりあえずマルモッタン行こうか」

今日は地下鉄に乗る。M9ラインLa Muette駅を降り、地上へあがる。パリからさほど離れていないのに緑がまわりを覆い尽くしている。おしゃれなレストランが道路沿いにたくさんあった。テラスで食事してる人の姿があちらこちらに見える。

マルモッタン美術館
マルモッタン美術館はすごくすいていた。すぐにモネの作品が展示してある地下1階へ。
二人で、早速「日の出」を見る。

やっぱり、キレイだな。ベネツィアで見た朝日と同じだ。あの朝もやのなかに真っ赤な太陽があがっていく様子。この絵の中にそのまま入ってる。

「キレイだな。この絵のなんともいえない描写がすごく好き」
彼はボソッとつぶやいた。私も同じことを考えていた。

マルモッタン美術館をあとにした、私たちは公園を少し散歩した。3時間ちかく美術館にいたので日はもうだいぶかたむいていた。

「明日は予定ある?」
「明日、日本に帰ることになったの。チケットが取れたから」

急に無言になった。しばらく何も言わない。
彼が私に興味を抱いてるのは昨日からうすうす気づいていた。でも、旅先でのほんの気まぐれ、年上の女性に単に憧れてるだけと思っていた。私自身、少年と呼んでいたくらいなので、恋愛対象ではまったくなかった。

「また、ブローニュの森にこれるかな?」

やっとしゃべってくれた。

「そうだね。また来たいね」

このときは社交辞令でこう答えるしかなかった。
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category旅行と恋愛  time2005年12月05日 16:36

旅行と恋愛
永井荷風「ふらんす物語」的

ルクサンブル公園
すでに夜中の1時を回っていた。ユースは夜11時から朝の7時までフロントがクローズされる。タクシーで帰っても宿に入れないならエッフェル塔からバスティーユまで歩いて帰ろうということになった。

エッフェル塔の前にあるシャン・ド・マルス公園をぬけて、モンパルナス駅に向かう。スペイン行きの駅を教えるためだ。夏だというのに夜は肌寒い。歩き始めると手を自然につなぐようになっていた。モンパルナスからリュクサンブール公園へ。ソルボンヌ大学が近いということもあり、学生らしい姿があちらこちらに見られる。リュクサンブール宮殿の前にある噴水のヘリに腰掛けた。二人ともずっと歩きつづけでさすがに足が疲れた。
しばらく無言が続く。何もしゃべらなくてもあまり気にならない。

リュクサンブール公園

「明日は何してる?」

突然、話始めた。

「まだ、決めてない。日本行きの航空券も探さないといけないし。」
「マルモッタン美術館行かない?」

私たちはお互い、睡蓮で有名な“モネ”のファンということが道すがらの会話でわかっていた。本当は、オランジェリー美術館の壁面を覆い尽くした「睡蓮」をみにパリにきたのだが、2008年まで閉館されている。パリについてこの事実を聞いて、正直愕然とした。ただ、モネの作品を集めたマルモッタン美術館は開館している。

美術館は基本的に一人で行くのが好きだ。好きな絵の前で何時間も眺めていることができる。普通なら断るところだが、モネの「日の出」という作品も好きという共通点があることも知っていたので一緒に行くことに決める。

「じゃあ、行こうか。」

リュクサンブール公園の雰囲気にも負けた。
セーヌ川の真中に浮かぶシテ島のノートルダム寺院を通り、ユースについたのは朝8時だった。夕方4時から朝の8時までパリを歩いて横断した。長い一日だったな・・・
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category旅行と恋愛  time2005年07月21日 16:21

旅行と恋愛
エッフェル塔の月

エッフェル塔
パレードが終わるとだいぶ人がいなくなって歩きやすくなった。それでも、彼は手を離そうとしないので黙ってそのままつないでいた。帰ろうか?といおうとしたとき、

「ねえ、知ってる?今、エッフェル塔のライトアップしてるでしょ?ほら?みて!それで、真ん中の展望台があるでしょ?12時になるとそこに2000年って点灯するんだって。見に行かない?今年しか見れないみたいだし、貴重じゃない?」

その楽しそうな表情にまたしても負けた。
実は少し疲れたので本気で帰ろうと思っていたのだけれど、このまま一人でエッフェル塔にいかせるのもと思い、付き合うことにした。

凱旋門からエッフェル塔が見えるのでその方角に向かって歩く。現在、11時45分。間に合うかな?急ぎ足でいくもののなかなか近くならない。あと2分、あと1分。二人で急いでエッフェル塔の前にある、シャイヨー宮の階段を駆け上がる。駆け上がった先には、点滅が始まったエッフェル塔に2000年の文字がきらきら輝き、塔の先端から白い光線が凱旋門のほうにまっすぐのび、回転を始めた。

間に合った・・・しばし、その光景に見とれていた。

エッフェル塔の入場時間はもうすでに過ぎていたので登れなかった。塔の下がどうなってるのか気になり行ってみる。入り口の先にはシャン・ド・マルス公園の緑の芝生が広がっていた。こんな夜中なのに大道芸人やダンサーの人たちが楽しそうに踊っていたりする。屋台も出ていた。そういえば、今日、何も食べていない。私はシュクレクレープ(砂糖のクレープ)を食べ、彼はチョコクレープを食べた。

芝生の上にはカップルたちが夜寝?をしている。なんだかとっても気持ちよさそう。

「僕たちも寝っころがってみようか?」

ほんとに彼は無邪気だ。やりたいことをすぐに言葉にして返事を待たずに始める。

私はとりあえず横に座った。すると

「いいから、寝てみて。すごいから」

うーん。ちょっとめんどくさいんだよななんてまたかわいげのないことを思いつつしぶしぶ寝てみる。
目の前にエッフェル塔が聳え立ち、大きな満月が塔の横で輝いていた。
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category旅行と恋愛  time2005年06月10日 11:55

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