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さまざまな切り口で紡ぐ、旅にまつわるエトセトラ。本、映画、出会い……、旅にはストーリーがつきもの。旅にまつわるストーリーをご紹介します。

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旅行と恋愛
シャンゼリゼ通り

ストーリー形式で連載中?です!

ノートルダム寺院ステンドグラス


思ったとおり、人の洪水。
いつもはとても高級感が感じるシャンゼリゼ通りもお祭りムードに染まって、お高い感じはまったくなくなっていた。歩行者天国になっているものの、もうすぐ、パレードが始まるとのことで整備員の人たちが忙しくロープを張り巡らし、道を作っていた。私は目線の先に凱旋門を見つけ、パリに来た実感をかみ締めていた。気づくと、彼がいない。はぐれたようだ。こんな人ごみ。しょうがないかなと元来、楽天的な私ははぐれたことをちっとも気にとめていなかった。

その時、うでをぐいっと引っ張られた。

「探しちゃったよ。心配したよ。どっかに連れて行かれたかなって思って」

本気で心配していたらしい。汗をかいて、はあはあと肩で息をしている。

しょうがないなんて気にもとめなかったことを申し訳なく思った。

「ごめんなさい。凱旋門にみとれちゃって、ふらふら歩いちゃったんだね。」

と素直に謝った。すると彼は、

「手をつないで歩きませんか?」

といいながら、私の返事も待たずに手を握って歩き始めた。
私はもともと、すごく固い人間で手をつなぐ=彼氏という構図が頭にあるので軽率なことをしてるのではないかと少し考えていた。

だけど、このときの後姿をみて、年下のかわいらしい少年が少したくましく思えた。一人で長く旅してきた私は人に頼るということができず、今まで自分の身は自分で守ると、どこか女らしさが感じられなくなっていたときだったので、男の人に心配されるという感覚が麻痺していたみたいだった。

パレードはきらびやかな衣装をきた人たちが派手なメイクで次々通りすぎていく。パレードをしてる人も観客も一体となってそこにいる人たちみんなが楽しんでいた。海外のこういう雰囲気がすごく好き。その場にいる全員が心のそこからその場を楽しんでいるという感じがすごく伝わってくる。やっぱりきてよかったな。
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category旅行と恋愛  time2005年05月27日 12:52

旅行と恋愛
セーヌ川沿いで

アレクサンドル橋
ユースからバスティーユ広場をぬけ、ぶらぶらと歩く。

さっき会ったばかりの男の人とこうやって並んで歩くということは日本での生活では考えられない。悪い言い方をするとナンパという感じだし、しかもそれに軽くのってしまう私も尻軽女と言われると普段なら思ってしまう。旅行というのは人の心を大胆にしてしまう。旅行先だとお店の中や、街中でも気軽に道を聞いたり、天気の話をしたり。この違いは何だろう?旅行に行く度に思う。
シャンゼリゼ通りまでは地下鉄のほうが近かったのだが、パリの街を歩くというのも気持ちがいいよね?という話になり歩くことになった。
セーヌ川沿いを歩きながら、お互いの話をした。

彼はアメリカの音大に通う学生だった。夏休みを利用してヨーロッパに一人旅にきたのだという。やっぱり・・・年下だと思ったんだよねなどと思いながら彼の話を聞いていた。彼は4歳の頃からバイオリンを弾いていて、今回はウィーンなども周り、イタリア、フィレンツェに住む友人を訪ね、ギリシャのサントリーニ島の山の上にたくさんの白い家があるイアの景色を見に行って最後はアメリカに帰るという旅行計画を私に話してくれた。

実はそのルートは私がもうすでに旅してまわったところばかりだった。私はパリが最終目的地であとは日本に一度帰り、メキシコに行く予定だった。

彼にその土地での旅のアドバイスや列車、フェリーの乗り方など教えてあげているうちにシャンゼリゼ通りについてしまった。
こんなに人と話をしたのは久しぶりだった。しかも、ちっとも飽きない。もともと友達でもない。旅先であったたくさんの人たちの中の一人の日本人。きっともう会うこともないだろうし、なんて思うと何も着飾らず、言葉選びもしないで自然に話しをしていたから楽しかったのだろう。パリの景色もほとんど見ずに人ごみの中に私たちは入っていった。
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category旅行と恋愛  time2005年05月06日 11:17

旅行と恋愛
トーマスクックから始まった

ストーリー形式で連載中?です!
凱旋門

とにかく、眠い。夜行列車に乗っていたものだから、睡眠時間が足りない。なぜか?女性が一人旅でスペインのマドリッド経由で夜行列車に乗るということは少しなりとも危険がともなう。私は列車に乗ってる間ずっと寝ているフリをしていた。

無料の朝食を食べ終わった私は自分のドミトリーへ(共同部屋、通常4~8名一室で二段ベッドが並ぶ部屋)。入り口に近いベッドしか空いていなかっためそこに荷物をおいて、すぐに眠りに落ちた。
ずいぶん、寝たようだ。窓からさす光がオレンジ色になっている。のろのろと起き上がり、キッチンへ。
確か、冷蔵庫にジュースを入れたはず・・・
キッチンには誰もいない。

今日は、フランス革命の日。みんな、シャンゼリゼ通りのお祭りに繰り出してるはず。私も今朝の日本人4人組に誘われたが、疲れがぬけないのと人ごみに入る気にはならなくて断っていた。2週間ほど、モロッコの砂漠で生活していたため、久しぶりの人ごみはひどく疲れる。

駅のツーリストインフォメーションでもらったパリの地図を広げ、ジュースを飲む。
「明日はモンサンミッシェルにでも行こうかな?」
とつぶやきながら、トーマスクック(ヨーロッパ全土の電車の時刻を網羅している)を眺める。私はトーマスクックを眺めてる時間が好き。いろんな場所にすぐにでもいけるような気持ちがするから。
すると、人影が近づいてきた。

「すみません。そのトーマスクック見せてもらってもいいですか?」

顔をあげると今朝見たあの窓際の少年だった。答えないで、ボーっと顔を眺めていると

「あの、日本人ですよね?そのトーマスクック見せてもらえるとうれしいんだけど」
「あ、はい。どうぞ。」

「突然、すみません。スペインのバルセロナに行きたいと思ってるんですけど、パリって駅がいっぱいあるでしょ?どこの駅にいってどのチケットを買ったらいいのかもわからなくて・・・」

ちょうど、スペインから帰ってきたばかりの私。

「モンパルナス駅に行くと大きいインフォメーションがあるよ。行ってみたら?」
「そうなですか?早速、明日行ってみます。ところで、今日、お祭りですよね?行かないんですか?」

「うーん、ちょっと疲れてるし、人ごみに入る気にもなれないから今日はここにいようかな?」
「じゃあ、無理に誘ってもだめかな?僕は行きたいと思ってるんだけど、お祭りに一人でいくのもなんだなと思ってて。もうちょっと早めに起きてキッチンで誰か誘おうと思っていたら寝過ごしちゃった」

寂しそうな目に負けた私
「じゃあ、いこっか!準備してくるから待ってて」
結局、私はフランス革命のパレードを見にシャンゼリゼ通りに彼と向かうことになった。
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category旅行と恋愛  time2005年04月08日 13:48

旅行と恋愛
フランス革命の日の出会い

とうとう、連載スタート!連載?!

毎週、ストーリー形式で書いています。同じような旅先での出会い・・・あなたもしたことありませんか?


パリ夜景

花の都、パリだ!
とうとう、やってきてしまった。素敵な代名詞が街中にありふれてるパリ・・・シャンゼリゼ、凱旋門、カフェ、クレープetc。本当は、おしゃれして、カフェで足を組んで大きいボールでカフェラッテを飲み、レモンタルトをほおばりながら、本をテラスで読む・・・というのが私が思い描いていたパリでのひととき。が、実際は違った。バックパッカーとしてアジアからヨーロッパと渡り歩いてきた私はどこからどうみても、汚い。しかも、モロッコ帰りで格好はヒッピーそのもの。夜行列車で乗り継ぎ、パリのモンパルナス駅到着は朝3時。

「今、いっても安宿のカウンターはあいてないな・・・」

と一人つぶやき、時間をつぶすために駅の24時間オープンの待合所で寝袋を広げ6時まで時間をつぶす。パリで一番安いユース「Auberge International des Jeunes」受付開始は7時。予約は一切受け付けない。朝、受付した順番に宿泊できるということだ。
お金もまだ、フランスフランに換えてなく、手持ちがなかったため、歩いてユースまでいくことにした。

目的のユースは、オペラバスティーユの近く。だいたい4kmの道のり。霧深い朝もやのパリを歩く。朝のパリはフランスパンを焼く匂いが漂っている。キレイなイメージがあったが、あちらこちらに吸殻が落ちており、浮浪者も東京より多いのではないだろうか?と思ってしまうほどいたるところで寝ている。

目的のユースが見えた!誰も並んでない!ラッキーと思いながら近づくと、甘かった・・・
中の受付にはもう数十人のバックパッカーが待機していた。パリは宿泊費がばかにならないため、パリで一番安いこのユースが人気なのは当たり前。他、あたるしかなさそうだな・・・
と思っていると、受付のフランス人っぽいお兄さんが出てきた。

「女性の一人宿泊希望の方はいませんか?」

神の声!一目散に手をあげた。

私は知らずに行ったのだが、この日、7月14日はフランス革命の日。シャンゼリゼ通りではパレードがあり、イベントもいたるところで盛りだくさんだという。普段でもとりづらい予約が今日は一年でも最も人が多いので宿泊することが難しいらしい。私は本当にラッキーだった。

このユースはカフェとフランスパンの朝食付。本当は宿泊した次の朝から支給なのだが、特にチケットを見せるということもないので、どさくさにまぎれて朝食をとることにする。日本人もちらほら見えたので4人グループに声をかけ、朝食を一緒に食べさせてもらった。
疲れていたせいか、一緒に食べていたものの、あまり話しが頭に入ってこない。ボーっと外のほうを向いてみる。

一人の少年が私の目線の先の窓際に座った。かわいらしい顔をしたその少年と呼んでいいほど幼い顔で、たばこを吸い、大きなボールでカフェオレを飲み、窓の外をボーっとみてる。

「彼もきっと理由はよくわからないけど疲れているのかな?」

左手で頬杖ついて、朝日をまぶしそうにみているその横顔からなぜだかわからないけど、目が離せなかった・・・

次週につづく・・・・
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category旅行と恋愛  time2005年03月18日 16:16

旅行と恋愛
日付変更線を超えたとき・・・



このコーナーでは旅行と恋愛をストーリー形式でゆきんこが書き綴っていきます。体験談か夢物語か・・・それは読者の皆様におまかせします。

今回はパリを舞台にした体験談?をつづっていきます。

バックパッカー街道まっしぐらの25歳女子とアメリカの大学に通う21歳の男子(ともに日本人)がパリで出会います。
彼女はパリにつくまでヨーロッパを一人で旅してきたつわもの。彼のほうは大学の休みに初のヨーロッパ一人旅で不安でいっぱい。対照的な二人が出会いパリの街を歩きます。
この対照的な二人のその後は・・・

恋愛話がおもしろくなくなったら(←そうなったらこのブログにはもうこないですね(涙))パリの街並みを想像しながら歩いてみてもいいかもしれません。

旅先では、普段生活してるときに会っても特に関心も持たないような人でさえ、素敵に見えてしまうってことありませんか?スキー場ではかっこよく見えてしまうあれです。

でも、旅先で出会った人って運命を感じてしまうというのもありませんか?

まあ、そんなありがち?なお話を書いてみました。
週に1回UPしていきます。

お楽しみに♪
<ゆきんこ>
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category旅行と恋愛  time2005年03月15日 14:50

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