土曜日ではありましたが、夜の回だったということもあり、お目当ての「JR東海 超電導リニア館」へは20分も待たずに入場できました。
係りの女性の誘導で、縦長のホールのようなところで並び、まずは鉄道の歴史のプレショーを7分間観覧します。
横浜~新橋間から始まった日本の鉄道の歴史はめざましい進化をとげ、新幹線の登場はヨーロッパをはじめ世界中の鉄道文化に大きな影響を与えました。
そんな鉄道技術の先端をいく日本が次に目指すのは、時速500Km台の世界。
ここでプレショーはストップし、私達は800インチの大画面のあるホールに案内され着席。
いよいよハイビジョンによる鮮明な3D映像での超電導リニア体験が始まります。
超電導リニアとは、山梨実験線において、世界最高時速581kmを達成した夢の鉄道です。
通常の車輪では摩擦でスピードに耐えられないため、磁力で車両を10センチほど 浮上させ超高速で走行するまったく新しい輸送システムです。
見た目は東海道新幹線をもっと平たくして、鋭利にした感じ。
いかにも速そう、といった表情をしています。
映像は、その最高時速を出した瞬間が体験できるのですが、手でつかめそうなほどリアルな車体、速度が増してくると車輪を車体にしまって浮上をはじめる、速度メーターが世界最高時速581kmに達した瞬間は、感動で思わず涙が・・・。
正直、万博で泣くとは思わなかったです。(お恥ずかしい・・・)
けれども、世界に誇る、夢ある鉄道技術の先端にある日本に、
生まれたことを、誇りに思う瞬間でもありました。
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●情報提供者
(株)ウェブトラベル トラベルパートナー「荒井 万里子」
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約1300年前、葛城山の修行僧、役の小角(えんのおずぬ)が、ふもとの広場で、この建物を仕上げ、法の願力によって、洞窟に、投げ入れたと伝えられています。
標高470メートルの集塊岩と溶岩との境に生じた、洞窟の中に建っているその姿を目の当たりすると・・・とにかく人間業とは思えない驚愕の建物です!
なにかの雑誌で見て、激しく興味を引かれるままに行った、鳥取三徳山投入堂。
旅行の前に、調べていたので、投入堂を見るまでの険しい道のりはある程度覚悟していたのだが、それは想像をはるかに超えていた。
小雨が降ったり、止んだりのあいにくの天気、夏まっただ中の午後だった。入山リストなるものを見せてもらうと、その日の入山者は、僕たち以外にたったの3名。
「すべりやすいので気をつけてください。」
そんな一言を、登山事務所の人に言われて、僕と僕の友達は投入堂を目指し、山を登り始めた。
最初は普通の登山道、僕たち二人は写真を撮りながら意気揚々と登る。天気が天気だったので、あたりは少々暗かったが、また、「ここは観光地です」というような雰囲気がなく、自然が自然のままにあるような雰囲気を残していた。自然の中に埋没するのは果てしなく気持ちがいい。このときは、まだこの登山道の険しさを知るよしもなかったのである。
15分程度歩いただろうところで、登山道は獣道に変わる。最初の関門である「かづら坂」が目の前に立ちはだかる。ひどく急な坂道に、木の根がうようよとはいつくばる。自然造形的には非常に美しい。観光気分であったため迂回路を探すが、もちろんない。木の根をロープ替わりにつたって上へ行くしかないのだ。すべる。服は汚れる。登りきった頃には、「旅行」が一種の「旅」に変わったことを感じた。