山頂からみたときは、そんなにキレイじゃない湖かな~なんて思っていたけど、そんなことはありません。光の角度、湖の深さによってディープブルーやエメラルドグリーンのコントラストになり美しい。
湖の向こうには万年雪いただくエミリーピーク(1820m)がそそりたつ。
ひんやりとした湖にそっと足をいれると疲れが一気に吹っ飛ぶ。というより5秒間も立ってられない程冷たい。
澄んだ湖の目の前に立つのが
「マッケンジー小屋」。
比較的新しい小屋で広さも充分。
一日目のルートバーンフォールズ小屋より標高も低いため、温かい。
そのため、一日目に出来なかった日向ぼっこをする人たちがたくさんいた。湖で日光浴しながら、小屋の外のベンチで本を読みながら、思い思いくつろいでいる姿がみられる。
この時期、日が落ちるのは大体9時頃。トレッキングしたあとだというのにさらに歩き回る人たちもいる。
湖の近くからショートトレックコースが設けられているらしい。湖沿いを歩くルートらしく、往復1時間ほどで戻ってこれる。
私はさすがに疲れていかなかったが、行ってきた人に感想を聞いてみると
「ブナの原生林がきれいだったよ」
とのことだったので時間がある人は歩いてみてもいいかもしれない。
8時半頃、マッケンジー小屋管理人の人がハットチケットをチェックしにくる。
真ん中の半ズボンをはいている人が管理人さん。
彼はニュージーランドの自然をこよなく愛している人で話しを聞いていてそのことが伝わった。
話し始める前に
「ルートバーンの歴史やこのあたりの自然についてこれから話をしようと思います。話しに興味がなければお休みになってかまいませんよ」
と言った瞬間、誰かはいなくなるだろうなと思ったけど誰一人退出しなかった。さすが、トレッカーはそういうところも興味があるみたい。
この小屋はバンクルーム(ベッドルーム)が二箇所あり、私はキッチンが併設されているほうに寝ましたが、別棟に寝ると寒いそう。早めについたら前者のほうに泊まる事をおススメします。ただ、電気がとおっているため、夜、なかなか皆さん就寝しないのでキッチンから聞こえてくる人の話声が気になるようであれば別棟を・・・
ロケーション最高の思い出に残る小屋でした。