皆さんのニュージーランドのイメージは?
羊、島国、自然、キウィーフルーツといった感じでしょうか?
ニュージーランドに在住していたときにこの国の魅力的なところは?
と友人に聞かれたときにすぐに思いついたのは
「眺め」
氷河をいただく山々、それを映し出す美しい湖。
アメリカやヨーロッパほどダイナミックではないけれど
みずみずしい葉をつけた木々の間にあるトレッキングの道。
自然だけではありません。
どこまでも続く牧場に草をはむ羊たち。
ゴシック様式の建築物に
彩り鮮やかなイングリッシュガーデンが続く街並み。
南半球ならではの南十字星が輝く夜空の星たち・・・
ニュージーランドは自然と調和する旅ができる場所です。
ではどんな旅?
やはり、自然を思う存分堪能できるトレッキングではないでしょうか?
ニュージーランドではトレッキングのことを「トランピング」と呼びます。
トランプとは「ゆっくり歩いて旅をする」
といったニュアンスの単語です。
険しい道を頂上目指して歩く「登山」とは違い、歩くということを楽しめるコースが豊富にあるのがこの国。
その中でも知名度の高さ、そして「世界一美しい散歩道」と呼ばれ人気なのが
「ミルフォード・トラック」
世界遺産登録されているミルフォードサウンドは氷河によって周囲の山々が1000m以上にわたり、垂直に近い角度で削り取られ、海に落ち込んでいくという壮大な景色を堪能できる場所。
ニュージーランドの代表的景観としてパンフレットなどでもたびたび紹介される。
ミルフォードトラックは確かに歩きやすく、とくに最終日4日目などは平らなよく整備された景色が続き、ディズニーの夢の世界を味わえるよう。
とにかく、人気が高く入山制限もされるほど・・・
ミルフォードトラックもおススメなのですが、よりアルパイン的な雰囲気があり、変化に富んだルートバーントレックやケプラートレックの方がダイナミックで私のおススメのコース。
ミルフォードサウンドがあるフィヨルドランド国立公園内にあるこの二つのトレッキングコースの中でもミルフォードに続いて人気を二分する存在が
「ルートバーントレック」
ミルフォードは「森歩き」
ルートバーンは「山歩き」
途中のコニカルヒルポイントからの眺めは正面はダーラン山脈、奥にはタズマン海のメイソン湾が見えはるばる歩いてきたトレッカーたちの疲れを癒す。
二泊三日で33km歩くこのコースのおススメは
なんといっても山小屋「ルートバーンフォールズ」
ロケーション、施設とともにニュージーランド内でも屈指の山小屋。
名前のとおり、近くには滝もあり一日の疲れをゆっくりとることができる。
もう一つの「ケプラートラック」はティアナウ湖とマナポウリ湖との間にそびえる山々の連なりを巡る全長67kmの周回ルート。
1988年に整備されたルートなので、山小屋も新しく快適。
ルートバーンと同じく変化に富んだ景色、そして、さらに高度感も味わえる人気ルート。
これだけではなくまだまだたくさんのコースが満載のニュージーランドトレッキングコース。
このコーナーでは初心者から一人旅または団体旅行までそれぞれのトレッキングの予約の仕方、歩き方、楽しみ方とさまざまな方面から皆さんにお伝えしていこうと思います。
まずは先日いってきたばかりのルートバーンの景色の写真などを見てもらいながらコース紹介をしていきます。