ダ・ヴィンチ・コード 著者:ダン・ブラウン 訳:越前 敏弥
世界的に大ベストセラーになった今年の話題作!もう読んだ方も多いのではないでしょうか?
もともとのキリスト教の教義を一層し、キリストとマグダラのマリアとの間には子供があったという内容がベストセラーになった理由。その他にも主人公のラングンドンとソフィーの冒険劇が読む人を最後までいざなったのだろうと思う。私もその一人。
ということですが・・・知識の薄い宗教のことは語らずにここでは旅行本としての活用の仕方などを書きたいなと思います。
各旅行会社もこぞって、
「ダヴィンチコードツアー」なるものを企画していますが、確かに、この本を読むと実際に小説の舞台となったパリとロンドンに行きたくなる。
特に最初の重要な場面。
ルーブル美術館の館内の描写ややはり有名な「モナリザ」をもう一度みたいと思うし、グランドギャラリーも歩いてみたくなる。
この辺りは観光名所ともなっているし、ルーブルに行ったら必ず立ち寄るところだとは思いますが、この本を読んだ後に行くと情景が思い浮かべられるのではないでしょうか?
そして、ラングンドンとソフィーがルーブルを抜けて問題のキーストーンのありかを探す旅に出始めたとき・・・
パリの景色もうまく描写されている。追ってをまくために訪れた、
サンラザール駅も印象派モネが描いた駅として有名。
さらに、最初に登場する
サン・シュルピス教会(シオン修道会が秘密を裏に保管した文書があるとされる)のローズラインは本場を見たくなりますね。
下巻になると舞台はイングランドへ。
テンプル教会:ラングンドンとソフィーががキーストーンに導かれてたどり着く教会。
12世紀に聖地エルサレムへの道を守る為に結成されたテンプル騎士団の支部として建てられた。
そして、最終地点、エディンバラにある
ロスリン礼拝堂・・・
ストーリーもさることながら、フランス、イングランドを訪れる前に読みたい旅行本として活用もできます。
●ストーリー
ルーブル美術館長ジャックソニエールが奇怪な体勢で孫娘のソフィーに暗号を残して亡くなる。ソニエールが殺された日、会う約束をしたために殺人容疑がかかる記号学者・ラングドン。しかし、ソフィーと共に暗号を解くことになり、キリスト教にまつわる世界的な秘密が「聖杯伝説」に隠されていたことを知り、謎を解くべくソフィーと逃避行をする・・・
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