~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」3/1号より~
実は、月ごとに特集を変えようと思っていたのに、北欧編がまだ終わっていません(T_T)
それどころか、フィンランドからまだ出ていない・・・
オーロラポイントもまだまだあるのでもう少しお付き合いください♪
オーロラの他に夏に楽しめる北欧も少しずつ書いていきます!
それでは超特急でゆきんこの旅物語(←実際に行ってるから旅日記?)始まり始まり!
イナリからは念願のノールカップへ移動!
なんで、ノールカップかというと前々回のメルマガでも書いたと思うのですが、ゆきんこは「高」、「最」などがつく場所に弱いんです。
ノールカップは最北端の地として有名!
やっぱりモニュメントの前で写真とらなくっちゃ!と思い、ノールカップへ!
さ、寒い・・・寒すぎる。
というより、人がいない・・・
バスの中も実は私一人だったのである。
運転手さんに
「おねえちゃん、何しに行くの?」
と聞かれ
「モニュメント見に行くんです!」
といったら、あんまり英語が通じない運転手で意味がわからないという顔をされたにもかかわらず、
特に気にもとめていなかったのが不幸の始まり。
ユースがあると地球の歩き方(←私は地球の迷い方と思っている)に書いてあったが、
大体がどこにあるかわからない。
やっと、住民らしき人を発見!
「あの・・・ユースはどこでしょうか?」
「今は冬だからどこもやってないよ!」
えーーーーーーーーー!
今日は野宿?死んでしまう!寝袋あるけど、間違いなく凍死確実!
お父さん、お母さん、ごめんなさい。私は世界最北端の地で眠ります・・・
など思って真っ青になっていたら
「うちに泊まる?明日にならないと移動もできないでしょ?」
ということで、普段なら警戒アンテナを振り回して、この人は大丈夫か?リサーチを即座にするゆきんこだが、今回はこの申し出を断ったら命にかかわるので、アンテナはあえてしまった。
この夫婦は先住民サーメの夫婦でした。
サーメの人たちが住んでる集落があってそこまで連れて行ってもらった。
この夫婦は夏は観光客相手にお店などを出したりしているらしいが、冬は観光客もいないので民芸品などを作って過ごしてるらしい。
ということで、彼らも私にたくさんの質問があったらしく質問攻めにあった
「どこからきた?なんでこんな真冬にノールカップにきた?」
「実は世界最北端のモニュメント見に来たんです・・・でも、そこまでどうやって行くんでしょう?」
夫婦「・・・・・・」
確かに、こんな時期にモニュメントなんて見にくる人いないよな・・・と思って沈んでいたら
「よし、隣の犬ぞリを借りて今から行こう!雪もやんだし、今だ!」
やった!やった!ありがとうありがとう!!!!
初の犬ぞり♪わーい!(←しかもただ)
と早速準備へ!毛布をいっぱいかけてもらって顔や頭も毛皮で覆って、いざ出発!
そして着いた先には・・・
ヒュルルルル~~~~~~
当たり前だ。この雪のなかモニュメントなんて雪にうもれてるに決まってる。
そんなことも予想できなかった自分があほだ。
ちなみに犬ぞりには2時間半近くのっていて、もう体が凍っていた。帰りももう二時間半乗るんだよな~。でも、犬もおじさんも頑張ってくれてるし・・・
見れなかったけど、ありがとう!!!
ですが、帰りに素敵なプレゼントが私に与えられた!
何もない雪原を犬ぞりが行く。懐中電灯の光以外なにもないその空にオーロラが空一面に広がった。
今までは白っぽい光がカーテンのようにゆらゆら動いていただけだったが、ノールカップのオーロラは、炎が燃え上がるような赤く空に向かってまっすぐのびるオーロラだった。
<ノールカップインフォメーション>
実は、やっぱりモニュメントの写真、というか最北端という看板の前で写真をとりたくて夏にもう一度、行った!しかも、一度も連絡しなかったあのサーメの夫婦の家に突撃でおじゃましました。彼らは真冬にきたおばかな日本人を覚えていて、快く宿泊を快諾。もちろん、日本のおみやげ持っていきました!小さいこけし!
夏の北欧といえば、「白夜」
太陽が沈まないで地平線沿いにまた昇る!
かなり幻想的でした。真夜中の太陽をみるには近くのカフェで待つことができますが、そんなに寒くもないので、外でも待っていられます。
オーロラを見れますが、冬に行ってもはっきりいって何もありません・・・
というより人もいません。食べ物もないかも・・・