~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」6/7号より~
最近、問い合わせをいただくのですが、このコーナーは旅行記というより、ゆきんこがバックパッカー時代に起こしたさまざまなハプニングやおかしなことを皆さんのストレス発散に楽しく読んでもらいたいという趣旨で書いています。
(↑単にあほぶりを暴露しているような気もなきにしもあらず)
~ギリシャ編 スタート!~
ナポリからブリンディシ行きの電車に揺られて・・・
と先日のメルマガでも書きましたがイタリアはショーペロ(ストライキ)などが非常に多く、さらに電車が時間どうりに動くことは。。。ない!
夜9時出発のフェリーでギリシャのパトラに行きたかったので、
かなり早めの電車に乗ったのに・・・
乗り遅れた(T_T)
なんなの!普通、5時間でつくのになんで9時間もかかるのよーーー!
ありえません・・・
しかも、ここブリンディシって宿泊施設が・・・・ない。
お隣バーリという都市にはあるが・・・・治安がすこぶる悪い。
とりあえず同じ電車に乗っていたアメリカ人らしきバックパッカーの人たちの後を勝手についていった。(←いい迷惑)
バックパッカーって匂いと格好でわかるからついていけば、なんとかなるという勝手な解釈でいつもいるゆきんこ。
しかも、一人だし、寂しいし。
予想通り、みんなユーレルパスでただで乗れるパトラ行きのフェリーに乗りたかったみたい。
だけど、もう出航してしまった・・・
というわけで、ユーレルパスは使えないけどみんなイタリアには残りたくなかったみたいでパトラより上にある小さな島?コルフ島行きのフェリーに乗ることしたらしい。
え~~~~。一人で置いていかないで~~~。
こんなやばそうな人たちがうようよしてるところに・・・
しかも、もうイタリアリラがないんですよ~。
でも、そんな島知らないし、興味もないし・・・
と思っていたら、なんでもこの島、バックパッカーでは有名なパラダイス島らしい。
とりあえず、行ってみるか・・・ここにいてもしょうがないし・・・
しかも、パラダイス島って・・・き、気になる・・・
ユーレルパスが使えないから余計な出費だがまあ、仕方ない。
てなわけで、アメリカ人とカナダ人と8人で乗り込んだのである。
基本的に夏はキャビンを取らなくても、デッキで寝れる。
ブリンディシからこのパラダイス島までは6時間らしいし。
と11時出航の船に乗り、いざ、ギリシャへ~。
デッキでは何するかというと、他のバックパッカーたちともちろん酒盛り♪
船のゆれでものすごい気持ち悪かったけどなんとか乗り切った・・・
さて、パラダイス島が気になるゆきんこ。一人の青年に質問してみた。
ゆ: 「パラダイス島(cofu)って何があるの♪」
青年: 「そりゃ、若いもんが集まって楽しむパラダイスっていったらひと~つ!」
ゆ: 「・・・・・・」
青年: 「あんたも好きなんだね?」
な、なにがですか~~~い。それが目的の島なんか!!!!
こ、この船の中・・・そういえば、なんか怪しい雰囲気の人たちが増えてきた・・・
やっぱり、パラダイスっていうだけあってそうだったか・・・
ということでゆきんこ得意の一人作戦会議。
ど、どうする。とにかくこの島には上陸してはいかん。
自分の身は自分で守らねば・・・どうするどうする・・・
と悶々としていたら、なんか船が着岸する感じ?
え、島についてしまったのか?やばいってやばいって・・・
と思っていたら、一人のおばあちゃんが下船の準備。
ギリシャ語は話せないので地図を差し出して、どこ?どこ?とゼスチャー。
と指し示したのは本土のはじの都市。igumentisaとか書いてあった。
本土ということはアテネまではバスとか出てるでしょう。きっと。
というわけで、突然、下船してしまいました・・・何も考えずに。
船を下りると・・・なんか強面の人たちがうようよ。
やば!ここも選択ミス?!
と一人のおやじに腕をつかまれて、ギリシャ語で何やらごにょごにょ言っている。
そのうち、日本人が珍しいのかどうか定かではないが、人だかりが!!!
助けてくれ~。船に戻してくれ~。
と叫んだものの、ゆきんこが乗っていたフェリーは汽笛を鳴らし、出航したのであった・・・・・・・
★イタリアからギリシャへのフェリー★
イタリアからギリシャ、またはこの反対でもアドリア海を渡るのが一般的。
ユーレールパスを使っていける、「ブリンディシ、パトラ間のフェリー」が時間的に、体力的にアテネにスムーズにいける。
ブリンディシの駅を出ると道の両側にずらーーと旅行代理店が並んでいます。
ユーレールを使う方は
・Adriatica Line社 (イタリア)
・Medeterranean Line社(ギリシャ)
の看板がある旅行会社で手続きをする。
これが、またいい加減な旅行会社が多く、たらいまわしにされることもあり、さらに、法外な値段をふっかけてくるところもあるので、何軒か回ることをお勧めします。
チケットを買ったらその旅行会社がずらーーーと並んでるメインどおりをひたすらアドリア海のほうへ歩いていって、乗船手続き。
ここまでくると看板があるので乗船手続きコーナーにいって、出国税を払い、出国スタンプを押してもらって、おしまい。
イタリアの船の売店はイタリアリラ、ギリシャの船の売店はドラクマ。
今はユーロで統一されているので問題はないですね・・・