明治42年(1909年)創業の歴史と伝統を誇る奈良ホテル。
関西といわず、日本を代表する老舗ホテルです。
自然の景観とマッチするように、いわゆる古都奈良にふさわしく和を取り入れ、その中に洋を調和するように設計された檜作りの建造物。
ホテル建築士は明治期の大建築家
辰野金吾(たつの きんご) 1853年(安政1年)~1919年(大正8年)
代表作として、日本銀行本店、朱塗り作りが美しい東京駅がある。
瓦屋根の本館は桃山御殿風総桧造り。ずっしりと重そうな玄関ロビーに向かう。
玄関には黒のスーツを素敵に着こなしたドアボーイならぬドア係のおじさま。ドアを優雅にあけてくれたこの方がクラシカルホテルに重みを増している。
一歩中に踏み入ると赤いふかふかの絨毯にダークブラウンの木造の天井、手すり、大きな古時計が森の中の迎賓館といった趣。天井からつるされたシャンデリアも華美ではなく和と洋を調和させたアンティークもので、内装の色合いと溶け込み、宮殿の香りがただよう・・・
ロビーは薄い水色のアンティークなソファーやイスが並べられてゆったりと過ごすことができる。
横にあるティールーム、夜はバーになるカフェでは街を見下ろし、夜景を楽しむことも可能。
若草山、東大寺大仏殿、興福寺五重の塔などが一望でき、約一万坪の大庭園は、文化財指定の旧大乗院庭園。
興福寺三重の塔から歩くと約15分ほど。少し山登りになるが森の中に点在しているライトの下を歩くのも赴きがあってよい。
内外の著名人も泊まる一流ホテル。
-------------------------------------
奈良ホテル
〒630-8301 奈良市高畑町1096番地
TEL(0742)26-3300 FAX(0742)23-5252
直通電話(0742)24-3011
-------------------------------------