みかけが強面のお兄さんの後に続くゆきんこ。
今までの経緯から行くと、外国に売りに出されたりそういったことはおそらくないであろう。
と信用をしていたので黙ってついていった・・・
すると・・・
あのレッドゾーン(飾り窓)の一つの部屋のお姉さんに声をかけている。
うむ?
もしかして、やっぱり、あれかしら?
また、得意の妄想で彼らの表情から会話を読み取る
-------ゆきんこの妄想会話-----------------------
兄さん:「あそこにいるジャパニーズなんだけど、腹へってるらしいんだ。いずれ、ここで働くことになると思うからおまえのしたでとりあえず食わせてやれよ。」
お姉さん私のほうをちらっと見て
「あ~、あのひよっこ?使えるのかしらね?まあ、いいわ、連れてきてちょうだい。」
兄さん:「恩にきるよ。あとはまかせる」
-------妄想会話終了--------------------------------
ということであれやこれやあることないこと考えすぎて、真っ青になってきた(T_T)
近づく強面兄さん。や、やめてください!私はおなかがすいてるだけなんです!!!
兄さん:「おい!あそこに住んでるのは俺の女だ。
今、仕事やめさせたから一緒に飯でもくってこい。」
とのこと。あ、そういうことだったのね?
あの妄想会話は、あそこのジャパニーズが腹減ってるから一緒に何か食べて来いだったのね。
安心安心。。。
ん?でも、お姉さんって私と遊んでる暇なんてあるんでしょうか?
ということで着替えも済んだお姉さんと夜の町へ・・・
といっても第一回目のオランダ情報で書いたコロッケのファーストフード店に行ったんですけどね。
このお姉さん、フィリピンの方でした。そして、身の上話を聞かされたゆきんこ。・・・号泣・・・
身の上話に非常に弱いんです、私。
実はこの食事の後、あのレッド-ゾーンのお部屋の中まで拝見させていただきました。
男子はこの中に入れるけれども、こんなちんちくりん旅行者があのレッドゾーンの中を・・・
という人はいないのではないでしょうか?
普段でも、写真をとったりしてはいけないところなので、貴重な体験をさせていただきました!
中はいたって、シンプル。
入り口はガラス窓になっていて、椅子が一つ。
その奥はカーテンでしきられていて、ベッドとシャワーがあるだけ。
これだけの小さな小さな部屋なんです。
ここで働いている人たちは欧米人が多いのかと思いきや、アジア系の人が半分以上を占めています。
いろいろな事情があるのでしょう・・・
ありすぎて、ここで書くとまたながーいメルマガになってしまいますので割愛させていただきます。
ゆきんこはこの後、1ヶ月もここで滞在していました。
このフィリピンのお姉さんや強面お兄さんとすごく仲良くなったのも理由の一つ。
あとは、友人がギリシャから帰ってくるまで待機。
せっかくだから会いたいしね~。
あの魔のミックスドミトリーに一ヶ月もいると情が出てくるもんで、そのうち、あのピアノも朝のワルツに聞こえるようになったし、受付のお兄さんもフレンドリーになってきたし、というより、
バックパッカーの入れ替えがほとんどなく部屋の中は全員お友達といった感じ。
アムステルダムは思い出深い場所の一つなんです・・・
次回は、アムステルダムから友人宅へ向かいます!
とうとう郊外です!
★オランダといえば、ゴッホ美術館!★
美術に関心がない方も「ゴッホという名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?
オランダにいたときに描いた油絵とフランスで描いた油絵が年代順に展示されています。
ここの美術館はゴッホおなじみの絵がずらーっと並べられていて見る価値大です!
さらに、アムステルダム市内にはゴッホの名画「マヘレの跳ね橋」も実際に見ることができます。
残念ながら、この跳ね橋を見ながらランチなどといって優雅に見てもいられない場所なのですが、でも、見る価値大です!