「ネバーランド」'04 米・英 監督:マーク・フォースター キャスト:ジョニー・デップ、ケイト・ウィンスレット 舞台:イングランド
この映画を見たきっかけは、ずばり、ジョニー・デップが出ているから!というミーハーな理由。いい男が出ている映画は内容はともあれ、目の保養になるかな~なんて安易な気持ちで映画館に行ってみた。
バリ(ジョニー・デップ)とピーター少年(フレディ・ハイモア)が初めて出会った場所・・・よくありがちな海外の広い緑豊かな公園だな~なんて思ってよ~~~く見てみると・・・
ロンドンの有名なケンジントン公園じゃないですか!
ケンジントン公園はピーター・パンの銅像があります。そして、公園内にはあのチャールズ皇太子と故ダイアナ元妃が住んでいた「ケンジントン宮殿」もあります。
「ピーター・パン」はデューク・オブ・ヨーク劇場で初日を迎えましたが、その様子は映画の中でも出てきていました。
撮影は1899年に作られ1990年代に元の姿に改装された、豪華絢爛、ロンドン郊外にあるリッチモンドという街のリッチモンド劇場で撮影されました。
この劇場はここからウェストエンドに進出する演目や、ウェストエンドで好評のうちに幕を閉じた後に回ってくる演目などがあり、要チェックな劇場!
その他、シルヴィアの葬儀の場面などは「Brompton Cemetery」で行われていました。
ネバーランドは古きよきイングランドを垣間見れるそんな映画でした。イングランドを舞台にした映画は数知れず・・・ですが、最近、作られた映画ということもあり、映像がものすごくきれいです!
<ストーリー>
作家ジェームズ・バリが、未亡人シルヴィアとの出会いをきっかけに、名作「ピーター・パン」を書き上げるまでを描く感動作。
1903年のロンドン。新作の不評に落ち込み、妻とのぎくしゃくした関係に悩む劇作家バリは気晴らしに愛犬ポーソスを連れてケンジントン公園に出かけ、そこで4人の子供たちとその母親シルヴィアとの運命の出会いを果たす。シルヴィアと4人の息子たちと無邪気に遊び、交流に安らぎや生きる喜びを覚えていた。父を失ったことから心の傷を抱える三男のピーター。無理に大人になろうとするピーターに書くことの素晴らしさを教えていく。やがてバリは子供たちをモデルに新作劇に取り組みだすが、シルヴィアには病魔が忍び寄っていて・・・