~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」2/22号より~
先週、やっとオーロラに出会えました!!!
どのくらい見ていたのだろうか?あまり記憶にないのですが、
待ってる時間とあわせてトータル3時間位は外にいたはず・・・
ホッカイロやタイガーマスクを被って防寒対策はしていたものの、やはり-25℃で外にいると冷凍庫状態。
すっかり冷えてしまい、帰ろうとしたら足が雪の中にへばりついてう、うごかない・・・
よたよたと早速、サウナへ直行した。
これぞ、人間解凍!芯から冷えた体があったまるのはやはりサウナ!(←日本酒もあれば最高!)
とここまではよかったが、問題発生!
サウナとあのカップルの愛の巣、いや、私の寝どころまで外を歩いていかなければいけないのである。
意を決して、ダッシュ!!!
ダッシュするときにキャプテン翼の主題歌を歌いながらダッシュするのは私だけだろうか?
♪ダッシュ、ダッシュ、ダシュ!キック エ~ンド ダシュ!♪
って歌いながらダッシュしたらこけた・・・
せっかく、暖まったのに雪の中に顔を突っ込んで硬直してしまった・・・
そして、目をつぶったまま、その雪の中から脱出したら・・・・・
まつげが凍って目が目が開かないのーーーーー。
ということで半目を開けて、ダッシュするとこけるので早歩きでサウナに戻った。
ーーーーー第二回人間解凍中ーーーーーー
さて、帰りはどうしようか???ダッシュするとこけるしな~と考えているうちにまた体が冷えた。
ということで
-----第三回人間解凍中ーーーーーー
私は今日、何回解凍すれば寝れるんだろうか?
あきらめて、歩いてとぼとぼ帰った。まばたきするとまつげについた水滴がくっついてまた目が開かなくなるので、今度は目を大きく見開いて歩いて帰った。(←外からみたら単に変な人)
結局、サウナに入っても自分の部屋まで遠ければこういうことになります。
さらに、自分の部屋にカップルが先にいる場合、部屋の中に入っても心が冷凍されちゃいます。
心は解凍できないんです。どうやっても。は~。明日は移動しよう。。。
ということで、次の目的地「ノールカップ」へ。と思ったら、受付の人に
「今日のバスはイナリまでしか行きませんよ。でも、ユースがあるから宿泊してもいいし、ここより、もっと綺麗にオーロラが見えるのよ!」
なーんて言われたものだから「お、泊まりますか!!!」
と俄然行く気になりました。
バスでイナリへ・・・・・
とりあえず、インフォメーションセンターでおろしてもらい、国道沿いを歩くっと。
というかどっちに歩いていいかわからない。
360度雪雪雪・・・看板もないし、北も南もわからーーーん。
しかも、インフォメーションセンターがあいていない。
うーん、もしかして冬の間はあいていないのか???
とりあえず、隣接されているサーメ(先住民)博物館へ。
ここはいました!赤と紫と黄色の伝統衣装かな?に身を包んだ、やさしそうなおじさん!
「あの、すみません・・・ユースに行きたいんですけど、どっちへ歩けばいいんでしょう?」
「今、ひまじゃから(←おじいちゃんっぽかったので)車で連れて行こう」
といわれたけど、旅行の地でそんな簡単に人についていっていいの?
お母さんに、「知らない人についていっちゃだめ」ってずっと言われたきたし・・・
「あ、大丈夫です。方角さえ教えてくれれば」
ということで無事教えてもらい、国道沿いを歩く・・・
到着!ん?明かりがついていない。。。
え?もしかしてやってないの?そんなはずはないぞ!
と風に飛ばされた紙がそばに落ちていた。
「4時にきます!受付」
現在、2時。あと2時間ここで待つのか?それとも今きた道を20分かけて歩くのか???
めんどくさがりな私は2時間待った・・・
そして、来たのは・・・なんとさっきの受付のおじさん!
ユースに行くっていったじゃん!!!なんで、あの時教えてくれないのーーー!おに!
と心の叫びをしていたら
「あれ、さっきのおねーちゃん、ユースはもう少し下だぞ!」
かくして、私はよくわからないロッジの前で二時間、待ち、さらにユースについたときは
「6時に受付します」
という張り紙をまた見つけて待ったのであった(T_T)
<イナリインフォメーション>
イナリにはイナリ湖という湖があり、冬は凍結して車が通ってます。(←道路あるけど)
そして、肝心のオーロラは白っぽいオーロラが30分以上、出ては消えてと長い間楽しめました!
ツアーでこの地を訪れることはないかな?
個人で行くしかない場所ですが、冬よりも夏のほうがアウトドアを満喫できていいかもしれません・・・
冬に行くと何もすることがありません・・・
~e-旅ネットメールマガジン「旅のおもしろネタ」2/15号より~
先週は、ロバニエミではサンタクロースには会えるけど、
オーロラは見れないというお話まででしたね。
ロバニエミにはもうひとつ見所がありました!?
「世界最北端のマクドナルド」があります↓
世界最北端というだけで、メニューや外観は他と変わらないんですけどね。
でも、ゆきんこは最南端とか最高とか「最」「高」という漢字が頭につくものに異常に弱く、とにかく写真をとらないと気がすまないんです・・・
さてさて、今回はとにかくオーロラを見ないと帰れないので、
早速、ホテルに帰って作戦会議(←一人で)
北欧は物価が異常に高くて、ホテル代、食事代、入場料と何をするにも高い!
さらに、ロバニエミから以北(ラップランド)はもうバスしか交通手段がない!
そして、冬なのでバスも毎日運行というわけでもないので綿密に今後の予定を立てなければいけない。
ここで、パッケージツアーの人ならば
「ユッラス」「サーリセルカ」ですよね?
でも、ここには高級ホテルしかないのです・・・
どうしよう・・・泣きそうになっていたら、隣のオランダ人
「サーリセリカ行きのバスに乗ると途中、ほんと何もないんだけどユースがあるよ。しかも、バスがユースの前に止まってくれるんだ。僕はそこから帰ってきた」
まあ!なんて素敵!
何もなくてよくってよ!そのほうがオーロラ綺麗に見えるし、お金使わないし。
と早速、とことこバス乗り場に行き、チケットを購入っと!と?
チケット屋(←ダフ屋みたいなおやじ)「あと1時間後に出るよ。その後は3日後」
ゆきんこ「えーーーーーーーーーー」
あと三日は待てないと思い、急いでホテルに帰り、チェックアウトを無理やりさせてもらった。
しかも、お金を前払いだったのでこれも無理やり返してもらった。
ということで無事バスに乗り込み・・・・
「むむむむ?なんかおやじしかいない・・・」
ラップランドに入ってから思うんだけど、なんか顔がこーーーい人が多くなった。
私がみてきた、金髪、グリーンアイズのイケメンがいなくなってきた。なぜ?
先住民のサーメの血が入っているからだろうな~。
だから、北海道のアイヌと混ざって見えるのだろうか?
冬の寒さを乗り越えて生きてきてる人々だから、どうしても濃くなるのだろうか?
とそんなことを考えてるうち国道からなんか変な道に入った。
どこに連れてく?いたいけなかわいい?日本人の女の子がのってるのだぞ!
こんなところに拉致監禁?いや~ん。
とまた妄想の世界に迷い込んでいたら
「ついたぞ~Japanese!」
あら?なんか素敵なウッディーなホテルの前・・・
左はゆきんこあり、右はゆきんこなし
とにかくおろされてしまったので受付にいってみる。
うーん、確かにユースホステルらしい。
だけど、ドミトリーは空いてないから、シングルルームにいけって!
いや~。こんな寒い地でますます寒くて凍死しちゃう!とは英語でいえずにだだをこねていたら、
天の助け!日本人カップルが近づいてきた。
「私たち、4人部屋に2人で泊まってるんです。よかったらどうぞ!」
一瞬躊躇するのは私だけではないはず!
だって、カップルの部屋に紛れ込むなんて・・・申し訳ないし、ますます寒くなること間違いなし!
そんな様子が顔に現れたか否か、定かではないが、男子のほうが
「心配しなくても二段ベッドになってるし、僕たち付き合ってないし。ただの友達です!」
ほほ~。よかった。よく聞くとロバニエミで知り合って意気投合して一緒にスウェーデンまで行くことにしたとのこと!よかった!ってよくない!
もしかしたらこの二人、これが進展して付き合うかも?邪魔じゃん!
いやー、恋のキューピットならいざ知らず、恋の魔王(←意味不明)になるのはごめんじゃーーー!ってのが顔に出ていたのかどうか今度は女子が
「サウナに一人で入るより二人でいろいろしゃべりながら入るのもいいですよね?」
ほんとなんて素敵なカップル!?ということでさんざん悩んだあげくって実は悩んでなかったけどご一緒させていただくことにした。
このユースホテル、ほんと周りは山と木しかなく、明かりなんてまったくなし!
一棟ずつ、北欧らしい、ウッディーな感じのコテージで内装も北欧風。
木組みの二段ベット二つに木のチェアとテーブル。
暖炉。さらに部屋に風呂とトイレ付!
最近、出来たばかりらしくそんじょそこらの高級ホテルよりきれいだし、
北欧の家庭的な感じが出ていて最高なのだ!
さらに、フィンランドといえば、サウナ!
サウナが広くてきれいで気持ちよすぎ!
ということで夕飯を食べ終わった後、オーロラが出てくると思われる10時頃から、山に登ってスタンバイすることにした。
私はスノボーのウェア上下、スノボーのブーツ、腰と肩にホッカイロ、両足にもホッカイロ、
タイガーマスクをかぶり、さらにゴーグル!
あ、いや、ゴーグルをつけるとオーロラの色が見えないか・・・これは断念。
パッケージのように待合小屋なんてなく、しかも見えたら誰かが声をかけてくれるそこまで素敵なホテルではないのでひたすら待った。。。
山に登ってる間はいいんだけど、登り終わって黙ってると死ぬ・・・
凍死するときってこういう感じなのだろうか?なんて思ってしまった。ふわふわっとした感じで朦朧としてくる。
そして・・・みちゃったぞ!みちゃったぞ!
あのただの友達カップルが寄り添ってる・・・私も混ざりたい・・・
とその時!
満点の星空の中にスーっと尾を引く白い雲。
そして、それは生き物のように動き出し、不思議な光を放つ。
波を打ちながら空一面光がゆらめき、一本の筋になりまた、消える。
何分経過したのだろう?1、2分?それとも15分以上?
不思議なオーロラに言葉を失った。
<サーリセルカの手前にあるユース>
ロバニエミからサーリセルカ経由イバロ行きバスに乗ってユースの前でおろして!
と頼むとおろしてくれるユース。
変な話、そこらへんの高級ホテルより素敵で満足度大です!