急勾配の山道を登り古道最古の社を目指す
<★★★ 中辺路で二番目につらい道>
●11:00am
熊野古道館
滝尻王子停留所に到着すると川向いに熊野詣の資料を展示してある
「古道館」が建っている。中辺路全体の地図やビデオによる観光案内、滝尻王子社の所蔵品などが多数展示してあります。
熊野聖域に入る前に川のせせらぎを見ながら小休止。
●11:20am
滝尻王子
熊野古道館真迎えに熊野神域の入り口
「滝尻王子」が見える。熊野九十九王子のうち最も重要視された王子の一つで、社格の高い五体王子だった。
入り口にお土産やがあり、古道を登る前の飲み物やお弁当などが買える。ここから先、高原霧の里までは何もないのでここで購入するといい。
古代米の草もち、赤米、切り干し大根など中辺路特産物も買える。
後鳥羽上皇の御所などがあり、今でも村の氏神として祀られている滝尻王子の左側から古道が始まります。すぐに石段の急勾配の坂が続く。
平成4年、皇太子様もここを歩かれたようだが、元来からの登山好きとあって、健脚だったそう。
その点、私は息も切れ切れ、
「熊野ってこんなにつらい散歩道?いや、散歩道ではない!一種の登山だ!この急勾配ゆえに聖域の入り口と呼ばれたのか?」
と思いながらもまだ出だし・・・
がんばって登り続ける。
●11:35
胎内くぐり・乳岩
15分ほど登り続けた先は奥州の豪族、
藤原の秀衡にまつわる伝説がある「乳岩」そして、
胎内くぐりといわれる窟が見えてくる
胎内くぐりというくらいなので入り口が狭い。無理して入らないように。
私はかばんを持っていたことと急勾配で疲れていたこと、妊婦ではないという理由でとりあえず通過させていただきました。
●11:40
不寝王子
また少し登ると不寝王子跡といわれている場所がある。不寝王子の名前は九十九王子には入ってはいないが、元禄年間の「紀南郷導記」に小社跡があると記されている。山賊の見張りを寝ずにしたからネズという名前がついたともいわれている。
またしばらく登り続けると森林に覆われた広い場所に出る。剣ノ山経塚跡周辺です。
●12:05
歌声ポイント
声や歌がよく響きます。余韻が残り気持ちよい場所です。と書いてある。
ということは?カラオケみたいにエコーがきいてちょっと音痴な私にはちょうどいいアウトサイドカラオケということかな?と思って試そうかと思ったけど、男性一人昼食中だったため、少し声を出してみる。
たしかに、キレイな音がこだましていました。
飯盛山展望台までヤッホーポイントやホラ貝ポイントなどなど坂道で疲れた体にユーモアが少し緊張を溶いてくれる。
展望台に行くには古道を少しはずれる。
(古道沿いに看板があるのですぐにわかる)
登っていくと一気に眺望が開け、眼下には中辺路町が。
展望台といっても休憩するようなイスはない。屋根もないので直射日光をそのまま受けてしまうのであまり長い滞在はできない。
●12:45着 13:20発
針地蔵尊
針地蔵尊、少し手前に一般道に出るところがある。すぐ目の前に看板が見えるので看板に沿って歩く。
なぜかここでランチ。実はここまでご飯を食べていませんでした。決して、ランチに適している場所ではないのでおすすめはしません。
ここから先も少し登りが続くので一息いれましょう!
●13:15
高原霧の里休憩所
道は尾根づたいに上り下りしている。テレビ塔を通過すると高原集落に入る。稜線上の斜面に田畑とともに30戸ほどある。いのししよけ?のビールの缶などがつるされた道を歩く。集落内は舗装されている歩きやすい道。景色も一気に開ける。
さて、高原霧の里休憩所に到着する前に見える神社がある。
室町時代に熊野権現を勧めた最古の建造物でもある
「高原熊野神社」
境内にある樹齢数百年の楠の巨木を楽しみにしていたもののなぜか通過してきてしまった。
休憩所の手前に入り口があるのを見落としてしまったようだ。
休憩所はその名のとおり
「霧の里」としても有名。早朝の霧、秋から冬にかけて見える雲海は美しいばかりでなく神秘的な景色が広がる。
霧がかすかにかかっているだけでもこれだけの景色が望める。
厳しい山道を登り続けた先にあるもの、それは
「幾重にも重なり、霧にかすむ山々 果無山脈」
である。
休憩所には一般道が通っているのでバス、タクシーで他の場所へ移動できるが、ここから先、牛馬童子像までは山道になるので先に進むには自分の体力と相談してから決めてください。(途中離団不能)
ここからバスで戻るには休憩所の左側に「栗栖川近道」という看板があるのでその道を30分ほどくだります。