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熊野古道を知る - 蟻の熊野詣で -
熊野本宮大社
以前は「熊野坐(くまのにます)神社」という名で呼ばれていた大社。熊野三山の中心で、全国に3000社以上ある熊野神社の総本宮。
正面鳥居の前に立つと大きな八咫烏(やたがらす)の幟がかかげられている。
八咫烏は熊野権現の霊鳥。
鳥居をくぐりぬけ、太陽の日差しが杉木立の間からこぼれる石段を上がる。石段の両脇には 「熊野大権現」と書かれた奉納幟が立ち並ぶ。129段の石段をひたすら登る。
登りきった先にあるのが「神門」。
「甦る日本!!!」「人生の出発地」と掲げられた旗がひときわ目を引く。
神門をくぐりぬけると、檜皮葺きの古色蒼然とした社殿が現れる。
向かって左から第一殿、第二殿、第三殿、第四殿と三棟。第一殿・第二殿は相殿のため、第三殿や第四殿よりひと回り大きく感じられ、これが本社のように見えなくもありませんが、中央の第三殿が主神を祀る。
<第三殿>
「証誠殿(しょうじょうでん)」といい、主神の家都美御子大神(けつみみこのおおかみを祀る。
平安初期には熊野坐神(くまのにいますかみ)と呼ばれていた。
「大日本六十余州衆生我の許に参る者は、貧窮を除き富貴を与う、現世安隠後生善き所に生まれしむ、之、證誠阿弥陀如来熊野大権現也」という「熊野縁起」が伝わる。
<第一殿>
「西御前(にしのごぜん)」といい、熊野三山 那智大社の主祭神、熊野牟須美神(くまのむすみのかみ)と表には出てこない神様、事解之男神(ことさかのおのかみ)を祀る。
<第二殿>
「中御前(なかのごぜん)」といい、御子速玉之神(みこはやたまのかみ)と伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」を祀る。
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は速玉之男大神様と御一緒に御祭りされ、表に出てこない神様。 国土の基礎を築き、多くの神々を生んだ、伊邪那美大神様の夫婦神である。 伊邪那美大神様に逢いに黄泉国熊野に来られ、後に黄泉国の穢れを禊により祓い、天照大神・月読尊・素盞嗚尊の三貴子を生んだ。
第二殿は夫婦の神様なので、夫婦でカップルでおまいりするとご利益があるのでは?
<第四殿>
「若宮(わかみや)」と呼ばれており、天照大神を祀る。伊勢神宮の内宮と同じ神様。
伊邪那岐大神様が黄泉国の穢れを禊により祓った際、左の目を洗った時に燦然と輝いた光と共に生まれ、高天原を治め、皇室の皇祖神として仰がれている美しい女神様。
天照大神は耳慣れた神様ではないでしょうか?
以上の四社を上四社(かみよんしゃ)と総称している。
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