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古道を往く - 花旅 -
熊野本宮大社から 大斎原に抜ける道の看板の横にオープンエアのインフォメーションセンターがあります。 語り部さんもお手伝いしています!
インフォメーションセンターといってもそんなに大きくなく、小さい御茶屋さんといったイメージ。
ここでは熊野近郊の地図やフリーペーパー、その他、さまざまな情報を無料で提供しています。
そのときに見つけたちょっと気になった雑誌がこちら!
”花と歩く旅”
本宮町を中心とした熊野古道沿線の写真を撮り続けてこられた和玉好視氏の写真をまとめた写真集。
写真集といってもポケットに入るくらいの大きさで持ち歩くのに最適。
各王子近郊で季節ごとに見れる花を紹介しているので自分がいった時期にこの辺りではこんな花が見れるんだなという予習ができるのと、実際、歩いて見つけた花が何かというのも簡単にわかるように作られています。

今回は ヒガンバナをいたるところで見ることができました。
上のページの左下”ミヤマママコナ”も小さいながら見ることができました。
発心門王子から本宮大社までは 語り部さんと歩いたのでたくさん、草花を見つけてくださり、解説してもらったので今回、本はあまり活躍しませんでしたが、写真撮影日をみて、季節の花を探して歩く熊野もいいなと思った本です。
本の値段が書いてなかったのでおそらく無料・・・それか100円払ったような気がしないでもないのですが、高くはないです。
花が好きな人にはたまらない写真集です。
古道を往く - 語り部さんと歩く -
古道を往く - 語り部さんと歩く -
熊野には 「語り部」と呼ばれている人たちがいる。
熊野古道の歴史や文化そして、古道沿いに咲く草花や山里の暮らしなどを紹介しながら、私たちと一緒に熊野を歩いてガイドしてくれる人のことを指します。
熊野に行く前にさまざまなガイドブックを読んでさらに歩いているときも休憩時に本を読んだりしながらきっと歩くと思います。
ですが、やはり熊野に住んで熊野のことを誰よりも知り尽くした 「語り部」さんと歩く熊野はまた一味違ったものになること間違いなし!
今回、 発心門王子から熊野本宮大社まで案内してくださったのは本宮町語り部の会会長 「坂本 勲生さん」。
「熊野古道の人気を支える語り部のカリスマ」にも認定された坂本さんはさすがに会長だけあって、知識豊富。歩きながら小さい花も見逃さず、教えてくれる。
ところどころの見所の王子の説明はもとより、説明するだけでなくストーリー性をもたせて語ってくれるのであきることがない。
一言ももらすまいと私は坂本さんにぴったり寄り添って歩いてしまったくらい。
今年78歳になる坂本さんはとても健脚!話ながらも私たちと同じスピードで杖を片手に心地よい速度で歩いていく。
坂本さんはその昔、熊野で教師をしていたこともあり道で出会う人たちみんなから
「坂本先生、元気ですか?」
と声をかけられていた。
そんな人気者の坂本先生。背にかけた小リュックにかわいいペンギンと鈴のキーホルダー。
お孫さんからもらったと笑顔で応対してくれました。
ほっと安らげる素敵な笑顔の坂本先生のほか、熊野には数百人の語り部さんがいるそうです。
それぞれ、地域によって担当があり、個性豊かな語り部さんたちが熊野で待っています。
・熊野の草花を愛する語り部:和玉好視(わだまよしみ)さん(本宮町語り部の会)
・英語ガイドの先達:澤裕美(さわひろみ)さん (本宮町語り部の会)
・難所「大雲取越」を歩き尽くした語り部:萩原重夫(はぎわらしげお)さん(新宮市熊野川町在住)
語り部さんは予約が必要です。
熊野語り部の会の申し込みフォームで問い合わせ可能です。
語り部さんと一緒に熊野を思う存分感じ、違った角度から熊野を楽しんでみてください。
新たな発見がきっとあるはず・・・
古道を往く - 花旅 -
山を歩く人は野にそっと咲く草花に目がいくのではないでしょうか?
私がいった9月下旬はちょうどヒガンバナが真っ赤に咲き誇る季節です。
ヒガンバナの別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)は赤い花を意味します。毎年、ちょうど秋のお彼岸頃に赤色の花を咲かせるので、とても印象的。毎年花は咲きますが種はないとのこと。
特に花に詳しいわけではないのですが、つい調べてしまうのが ”花言葉”
ヒガンバナの花言葉は 「悲しい思い出」
もっと調べてみると他にも別名が多数あり
「マンジュシャゲ」、「ユウレイバナ」、「シビトバナ」、「ハカバナ」、「カジバナ」など、その他1000種類以上もあるそうです。
それにしても花言葉どおりのちょっと悲しげな別名。
花茎は高さ30-50cm。花被片は長さ4cm。と見栄え充分。
緑の山に赤く咲く花は秋の夕暮れどきにみると確かに物悲しげかもしれない。
花言葉は「悲しい思い出」だが、長い茎の先に大きな花びらをつけている姿は、悲しい思い出をひきづらないで明るく上に向かっていこう!といっているようにも見える。
高原熊野神社から旧竹籠通りと呼ばれる集落の間をぬける道すがらヒガンバナが咲き誇り、熊野への道を明るく照らしているように見えた。
古道を往く - 語り部さんと歩く -
伏拝茶屋にて
伏拝王子目の前に「伏拝茶屋」がある
普段の営業時間は通常3時から4時くらいまで
私たちが伏拝王子に到着したのは5時半。
もうすでに閉まっていたのにもかかわらず、アイスキャンデーと温泉コーヒーを出していただきました。
ここの温泉コーヒーは湯の峰温泉で入れたコーヒーだとか?汗だくで歩いた後の素朴な味わいのアイスキャンデーがのどにスーッと入ってきて生き返る感じ。
その後に飲む温泉コーヒーもホッと一息つける。
ここを切り盛りしているのが 「松本茂子さん」
熊野本宮語り部の会にも所属しているお姉さんです。
伏拝茶屋横にある家で生まれ育ったという松本さんにたくさんお話を聞くことができました。
その中の一つ。
ある日、男性がフラッとこの地を訪れました。遅い時間だったので暗い道は危ないと思い、家に泊まらせてあげたそうです。もちろん夕飯を作ってあげたりいろいろもてなしをして次の朝見送ったそう。
その後、この男性から突然連絡がありました。
「実はいろいろ辛いことがあり、熊野で死のうと思ってあの時きていました。ですが、松本さんたちの優しさや温かさにふれ、もう一度やり直してみようと思い、今はちゃんと生活をして幸せに生きています。本当にありがとうございました。」
昔から人々は霊験あらたかな熊野の地へさまざまな思いを抱えやってくる。
そして、ここ伏拝王子では長い道のりをかけて初めて熊野本宮を遠く望むことができる。これからも巡礼者、観光客問わずここで見守っていきたい。
そして、語り部として一人でも多くの熊野好きが増えてくれたらいいなと思います。
と語ってくれました。今度は松本さんと歩いてみたいな。笑顔の素敵な松本さんとの出会いでした。
松本さんは熊野本宮大社前の観光案内所にもたまにいるそうです。
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